カイチョー、ごめんなさい。

あんな遅い時間に電話して…


お墓参りを兼ねて、大阪に住む高校時代の友人が帰省した。

なら、同級生を数人集めて、旧交を深めようということになった。


悪いことに、日曜日。

しかも、台風11号が通り過ぎた次の日。

大分市一の繁華街といえども、開いている店はそうない。


焼き肉屋が会場に選ばれた。

同級生は皆さんいいお歳のオバサマとオジサマ。

焼き肉が好物だという年代ではない。


「わが家でお留守番しているワンちゃんのお土産に…」

なんて、最初から言いながら焼いているご婦人を前に、

大好物の塩たんを焼く。
頬張りながら、ビールを流し込む。

言うまでもないことだが、

焼き肉は大好物の一つである。

大雑把にボンと乗せられたワンちゃんのえさの横で、

自分用の肉を、一切れずつ大事に焼く。


美味い。

生ビールを2杯の後、マッコリをボトルで注文する。

ここの店のマッコリは、熱処理をしていないので、美味しい。


しこたま食べて飲んだ後、営業している数少ない店のうち、静かな店に移動して、二次会が始まる。

ワインにうるさい友達が、この夜も自宅の地下のワイン貯蔵室から選んだ1本を持参してくれている。

このワインが振舞われると、宴もたけなわとなる。


そして、三次会は、ホテル最上階にあるラウンジ。


先客の二組のカップルにはたまったもんじゃなかっただろう。

大事な時間を過ごしていたんじゃなけりゃいいが…

賑やかなオジサンとオバサンのグループに、まるでいぶり出されるようにして出ていった。


台風一過の澄み切った空気で、別府湾向こうの別府の夜景が、

大きな窓越しに鮮やかに広がっていた。

誰一人、その景色を眺めることもなく、お喋りが続く。


その時、大阪から帰省中の友達が、言ったのだ。


「Qとん君

 私ね、めったに更新されないアナタのブログより、

 カイチョーのブログのファンなの。

 カイチョーのブログは愉快だもの…」


友達が、カイチョーのブログを時おり読んでいたことに驚く。

だって、友達はカイチョーとはまったく面識がない。

「カイチョーは、人柄のいい人でね…」


「確かこの前の台風の中、高知に行ったはずだわ。

 本当に愉快なブログだから、

 よく読ませてもらっているの…」


カイチョーとは、時おり飲む。

友人というか、人生の先輩で、尊敬する人だ。

そこまで、熱心な読者だとなると、嬉しくなる。


「今から、カイチョーに電話しよう。」


悪い癖である。

腕時計を持っていないのではなかった。

酔うと、まったく時間の観念がないのだ。

グラス片手に、目を細めて、ウンウンと喜んで頷いている、

カイチョーの姿まで目に浮かぶから始末に負えない。


そういう訳でした。

すでに就寝中の深夜の電話。

本当に申し訳ありませんでした。


「会長とやさい」 のカイチョー 殿

               Qとん より