平成22年12月12日、朝7時。

渋谷駅に程近い高層タワービルのホテルの一室から、

朝陽に輝く富士山が遠望できた。

雲一つない好天である。


長男の結婚式が、表参道のとある結婚式場で開催された。

今年の3月に結納を入れた札幌の女性との結婚である。


お相手が札幌。

当方が九州。

二人の卒業した大学が東京。

息子の現在の職場が東京…などの諸条件を考慮して、

真ん中の東京で挙式を挙げ、

まず最初のご披露も東京ですることになったのである。


ちょっと思い出したくはないのだが、

娘の結婚式は台風接近の大荒れの天気の中だった。

それに比べると、12月とは思えないような穏やかな天気。


父の知らない所で、息子は良い上司や友人に恵まれていた。

札幌時代から現在もお世話になっている上司のの祝辞や、

大学時代の友人のスピーチや、

会社の同期の友人達の賑やかで手の込んだ余興に、

息子の恵まれた人間関係を想像して、安心して微笑む。


親が言うのもおこがましいが、

本当に良い結婚披露宴だったと思う。


さて、第2弾は年明けの1月。

今度は、わが家や父親がお世話になった方々へ、

Qとん家長男としての結婚披露である。


場所は、別府の小高い丘の上のモダンな結婚式場。

若き経営者ご夫婦は、私が仲人で結びつけた二人。

「うちの息子の結婚式なんだから、

 媒酌のお返しのつもりで最高の披露宴にしてくれ!」

ビシッと気合を入れて準備してもらっている。


息子たちに、家が代々お世話になる田舎の人間関係の良さを知ってもらいたい。

自分が出会って知りえた人間関係だけが、

自分を育ててくれたんじゃないことを…


きっと、大騒ぎになるだろうな…

品良く終わることができるのだろうか。


田舎風の賑やかで派手な結婚式に、

嫁や北海道からのご両親は間違いなく驚くに違いない。

二次会に、わが家まで上がりこんで賑やかに祝ってくれる客の接待…

新嫁は、ちゃんとこなせるだろうか?