而して、酒池肉林の酒宴は終了した。
午前1時を回っていた。
午後6時に乾杯したわけだから、つまり延々7時間…
それから、文句一つ言わず片づけてくれた家内に、感謝、感謝…
昨夜、初めてわが家に来られた人もいた。
彼は番組を制作するために、世界中の国々を渡り歩いている。
もうすでに、80カ国以上の国に行ったことがあるのだそうだ。
手土産に、見知らぬ酒ビンとミントの葉を持って来た。
写真は、もうすっかり空っぽになった後のビンだが…
琥珀色の、ロンリコという強いラム酒である。
家庭菜園で収穫したというミントと氷をグラスに入れ、砂糖を適量振りかける。
その上から、この琥珀色のロンリコをたっぷり注ぐ。
そして、マドラーでミントを押しつぶすように、力強くかき混ぜるのだ。
鮮やかなミントの緑と、氷によって屈折した琥珀色のロンリコの濃淡。
もう、それだけで芸術的な色彩のオンザロックができる。
酒自体は、インフルエンザの予防注射を打つ前に、二の腕に塗るあの消毒液の香りと感覚にそう違わない。
でも、ミントの強い香りと砂糖の甘さが混ざると…、う、ま、いっ!
本当に美味しい。
味も芸術的である。
彼は、キューバでこのラム酒を毎晩こうやって楽しんでいたそうである。
ボトルの裏側の注意書を読む…アルコール分、75.5%。
げっ、75.5%。
今さら説明するまでもなく、イモ焼酎の25度はアルコール分25%、水分が75%。
このお酒は、水分のほうが25パーセントなのだ。
そう言えば、注意書に赤字で書いてある。
火気厳禁!
どおりで7時間が、燃え上がるような「ひと時」だった訳である。
朝は、7時に起床。
あれだけ飲んだのに、アルコール検知器は、「0.00」。
75.5%のアルコールは、あっという間に毛穴から蒸発してしまったのだろうか…
本日も、梅雨時だというのに、爽やかな朝を迎えることができた。


