この時季になると、ホタルが淡い光を放つ…
源氏ボタルの恋のシーズンである。


わが家から車で10分ほど行った川の周辺には、ホタルスポットと呼ぶ場所が数ヶ所ある。
そこでは、夕闇の迫る午後7時から9時頃まで、その幻想的なシーンを見ることができる。


今から、14年前。
少なくなったホタルを復活しようと、ホタルを育てる会が発足した。


以来、ホタルの生息や、幼虫の育ちやすい環境作りをしてきた。
何百匹のホタルが淡い光を放つようになり、ホタルの名所となった。

かくして、ホタルまつりが始まったのである…


数えて、第10回目のホタルまつりは、今年の6月2日の土曜日の夜、開催された。


近くの小学校からテントを借りて、メインステージは建設会社の社長陣頭指揮の手作り。
もちろん費用は、材料費のみ。


近隣から来た人々は、まつり会場で時間をつぶした後、薄暗くなった中をホタルスポットに移動する。
数百匹のホタルの青白い点滅光に、誰彼なく歓声をあげる。


ホタルの光には、日本人の心を刺激する何かがあるに違いない。
何百年、いや何千年かけて我々のDNAに刷り込まれた、歓びなのかもしれない。
オスが一生懸命強い光を放ち、メスを誘っている姿に感銘しているのか。


ホタルまつりに来た人々が歓声を上げ始めた頃、ステージやテント、それにテーブルやイスの片づけが始まる。


ホタルを育てる会の会員数は、30名弱。
14年前のスタート時から若干増えたものの、その顔ぶれはほとんど変わらない。
新しく会員になる方は、教職員や公務員の退職者ばかり…

したがって、会員の平均年齢は、ぴしゃっと毎年1歳ずつ増えていく勘定になる。


私は、会員の中で3番目の若者。

あれから13年の月日が経ったというのに、未だ若手頭として、トラックに飛び乗ったり、重いテーブルを運んだり…
育てる会ができてから、年齢順は変わらない。



変わったことが一つある。


そう、以前は筋肉痛が翌朝、つまり日曜日の朝から始まった。
それなのに、10年経った今は、2日後の月曜日から始まる。
しかも、なかなか回復しない…


今朝は、体のあちこちから、一昨夜の年にそぐわぬ重労働による筋肉の悲鳴が、聞こえている…