記念品を買う必要があって、デパートに赴く。


なかなかお気に入りの品が見つからず、結局3ヶ所のデパートと3つのホームセンターめぐりをした。


この時期は、目立つ場所にバレンタイン・コーナーが作られている。
うっかり最初は、バレンタインの日が近いことも忘れていた。


ショーケースに並べられたチョコが美味そうである。

ちなみにお酒も大の好物だが、チョコレートも大好きである。
(そう言えば、どっちもカロリー高いわ…(/_;))

高級なチョコがショーケースに並べられている。
口に放り込んだ時の甘く香ばしい味が連想される。

まだ、お目当ての買い物はすんでいない。
こういう好物を見たときの決意は早い。
その美味そうなチョコレートを一つ買って行こうかな…と思う。


ん?!
ここで、初めて気がついた。
まわりの装飾が真っ赤や、ピンク…
赤基調の華やかな飾りに、金の華々しい文字で、Happy Valentine &Day !

買っているお客さんも、若い女性と落ち着いたご婦人ばかり。


日頃は、面の皮の厚さだけは引けを取らないことを自負しているのに、時おり訪れるウブで純情な心。

いかん、いかん。
ご婦人用トイレに迷い込んだか…
はたまた、ご婦人用下着売り場に迷い込んでしまったか…
そんな恥ずかしい気持ち。

もてないオッサンが、自分でチョコを買いに来ていると思われてる…
と、オロオロしながら、あわててその場を立ち去った。


義理チョコなのか、本命なのか…
義理チョコも含めて、何個…

そんなことに一喜一憂の年代はとっくに過ぎ去ったけれど、売り場に迷い込んだだけであの冷や汗…


まだまだ、バレンタインのチョコにまつわる若き日の見栄と落胆の亡霊は、心の片隅に深い傷となって残っている…