アインシュタインの唱えたという…
光と時間の速さの、
あの「相対性理論」のことでは、もちろんない。
昨日は、地元商店街のカード会の大抽選会があった。
満点になった買い物カード1枚で、
1回ガラポンを回すことができる。
特等は、地デジ対応の液晶テレビ。
アクオスが3台準備された。
空クジなし。
末等の4等でも、
ティッシュペーパー10箱か、
トイレットペーパー24ロールがもらえる。
悪くない。
締切時間まで、15分くらいになって、
客もまばらになった頃、
一人の女性がやってきた。
「まだ、特等は…
テレビは、残ってるぅ~~?」
1本だけ、残っていた。
彼女は、まるで自分のために残しているかのような口調で…
「あ~、良かった。 間に合った…」
ところが…
なんと、
彼女は、満点カードを自宅に忘れてきたという。
自宅に携帯で電話をしていた。
どうやら、ここまで持って来て欲しい
と言っているようだ。
電話をたたむと、私の方に歩み寄って来て、
そして、言った。
「オイちゃん!
カードは、明日持ってくるけん、
クジだけ引かせてくれん?
家が遠いから、時間に間に合わんのよ…」
耳の奥に残った言葉が、居心地悪く響く。
「オイちゃん」…?
ひょうきん族というテレビ番組を覚えているだろうか?
番組の最後、懺悔室というコーナーで、
神様が取ったあのポーズ。
両腕を大げさに交差して、×印を作り、
私は冷たく告げた。
「ダメ!
だいいち…
今、『オイちゃん』って、言ったやろ…」
実は…
いや、言うまでもなく50歳を過ぎている私は、
立派な「オイちゃん」である。
小学生や中学生、はたまた、高校生から、
そう呼ばれるのに何の抵抗があろう。
ま、うら若き20代の女性までならば、
アレコレ言わず、許しもしよう。
しかし…
30代後半の、見も知らぬ女性から、
しかもタメ口で、
堂々と「オイちゃん」と呼ばれるほど、
私は「オイちゃん」しては、決していないつもりだ。
相手の年齢、言動、仕草…その他もろもろによって、
私の歳格好は、微妙に変化するのである。
【Qとんの年齢相対性理論より…】