♪ポーニョ、ポーニョ、ポニョ、ムムムの子~~
 ルルルッ ルルルル ルルッルルルゥ~~ ♪


もともと、何の唄のメロディかも知らず、
いつの間にか耳に沁みついて、時おり口に出ていたメロディ。

もとより、歌詞なんぞ、知らない。


今日も暑い、一日。


月末だというのに、午後から会議があった。


空港の利用客を、どうやって増やすか…
という、しかめっ面して臨まないといけない会議。


3階にある会議室まで、軽やかなステップで階段を
上ろうとした。


とその時、意識もせずに、あのメロディを口ずさんでいた。


その会議のある建物と言うのは、一応国の施設である。

怪しげな人物を中に入れないため、
入り口でモニターカメラによるチェックもある。


で、この暑い最中だというのに、
ネクタイを締め上着を片手に、見た目紳士の私は、
こともあろうに、あのメロディを口ずさみながら、
階段のステップを、リズムに合わせて軽やかに踏んでいたのである。


しつこいようだが、幼稚園ではない。

当然、周りに幼い子どもがいるわけでもなく…


ちょうど2階から、作業服姿の人が下りてきた。
見知らぬ人だ。
無口のまま、律儀そうな会釈をして横を通り過ぎた。


いか~ん。

私の場違いな、鼻唄のメロディは聞こえただろうか?



まあ、いい。

人に聞かせるのが、鼻唄ではない。


でも、この次は、もっと渋い…

そう、石原裕次郎の「夜霧よ今夜もありがとう」のメロディを、
鼻唄のレパートリーに入れておこう。