みなさん、はじめましてこんにちはこんばんは。この卒部ブログもあと2人というところまできました。いじられていたのか、いじる以外に接する方法がないくらいに不仲だったのかわかりませんが、いじられキャラかつ主将を務めておりました、小川和幹です。同期の溢れんばかりの文才を目の当たりにして、卒論に追われている身としてはそんな文章書けない、と困っているところですが、できるだけ頑張って書きますので最後までお付き合いいただけると幸いです。

 

卒部ブログということで何を書こうかと悩みながらこれまであがっているみんなの文章を読んでいましたが、僕は引退後のことは(引退前もですが)卒論に追われ続けて特に書くことがないので、大学野球生活で心に残っている試合を1年時からいくつか挙げながら振りかえってみようかなと思います。寂しいことに、みんなのように後輩にこれだけは伝えられる!なんてことはないので振り返るってことで字数を稼ごうと思います。

 

と思って途中まで書いていたのですが、思い出される試合が多すぎて、字数を稼ぐどころかまた話長い、と文句を言う同期の顔が鮮明に浮かんできました。ですので、書きたいことはめちゃくちゃありますが、Top3に絞って書いていきます。ここで触れられなくて悲しむ人がいたら(いないよってつっこみはやめてください)ほんとうに申し訳ないですがどうかお許しください。語りたい試合はいくらでもあるので、ぜひ話しましょう。

 

ということでさっそく第3位は2年秋リーグ最終戦の対九国戦です。このシーズンは初めてレギュラーとして出してもらったシーズンで、赤峰さん、芦谷さんを軸とする投手陣はリーグ内でもかなりよい結果を残していました。しかしなかなか勝ち星がつかず、9敗で迎えた最終戦でした。大学野球最終登板の芦谷さん、赤峰さんのボールを最後まで受け、最後の打者から三振を取って、勝って終わることができてほんとうにほっとしたのを覚えています。それと同時に勝つことの難しさを実感したシーズンでした。ピッチャーって自分で点取れないから極論言えば負けない試合しか作れないんですよね。その分キャッチャーが打ってやれよという話ですが。まあそんなことまで考え始めてしまうくらい、充実した、すごい投手をリードできたのは大きな財産になりました。

 

続いて第2位は3年秋リーグ4戦目の対西南戦ですね。僕の大学野球主将生活におけるリーグ戦初勝利でした。ほんとに総力戦って感じの試合で、出た選手がみんなそれぞれの持ち場で活躍したからこそ勝てた試合だったなと思います。このシーズン前は7月に骨折して、七〇戦での大荒れがあり、コロナにかかり、リーグ戦最中も足首をけがしてって感じで、個人としてもチームとしてもまともな準備ができずに臨んだシーズンでした。そのうえでのこの日の勝利はやっぱり格別でした。ただ、これ以上勝てなかったのはほんとに反省です。主将としての不甲斐なさ、力不足を突き付けられました。

 

そんな挫折を踏まえて栄えある(?)第1位は4年春リーグ4戦目、PayPayドームでの対福大戦です!!!前年秋リーグの反省を踏まえ、キャッチャーとして、バッテリーとしてどうリーグ戦を戦っていくのかをめちゃくちゃ考え、ピッチャーと話し合いをし、優勝しようと意気込んで始まったシーズンで、試合を作りながら僅差で3連敗。2年秋の再来か、とかなりメンタルにきてました。当時はまともにごはんも食べられなかったです。それでも頑張ってと励まされ、1週間たてば試合はくるわけで、PayPayで試合できるの最後だし、となんとか気合を入れて向かったのを覚えてます。この試合負けてたら自分がどうなってたかわかりませんが、九大が誇る2枚看板小山、永岩のリレー(赤峰さん、芦谷さんを彷彿とさせる、なんなら上回っていたと思います)で試合を作り、打線も少ないチャンスをものにし、ピンチでも冷静なベストナイン遊撃手がいて、そうしてウィニングボールを掴めたのはできすぎだな、と思いました。

 

そうそう、実は4春の2勝のウィニングボールを掴んだのって全部僕なんですよ。空振り三振とフェンス際のファールフライ(かなりファインプレーだったのに動画に残ってなかったの悲しい)。しかももっと言うと、レギュラーとして出た5シーズンで計7勝したんですが(1シーズンでこれくらい勝ちたかった)、7勝中5勝でウィニングボールを掴みました。きついこと多かった1年、大学野球生活でしたが、報われたなって思います。蛇足でした。

 

こうして振り返ってきましたが、やっぱり思い出されるの勝った試合が多いですね。チームとして勝った試合が少ない分、1勝1勝が重くなってます。後輩の人たちは引退したとき、振り返って、いい意味で勝ち試合を思い出すことがないような、そんな結果を残してほしいと思います。コーチとして、そこに貢献できるように僕も頑張ります。

 

ここには記せていませんが、たいととリーグ戦で先発バッテリーを組んだのはおそらく初?となる4秋最終戦、記録に残る0-32、1秋の木下さんのサヨナラ満塁ホームラン、などなどいくつもの印象的な試合が思い出されますね。5年後、10年後、こういう話をまたみんなと飲みながらできたらな、なんて思ってるんで、これからはいろいろ誘ってください、行きますので。

 

最後になりますが、こういった貴重な経験をできたのも、支えてくれた多くの方々のおかげです。作田監督、石橋先生、まえけんさんはじめ後援会の方々、応援団、チア、先輩、後輩、家族、などなどあげたらきりがないです。それだけ恵まれていたのだと改めて感じます。特に同期に対しては、話長い、なんか意味わからんこと言う、めんどくさい、そんな主将で頼りなかったと思います。他の人が主将やってたらもっと勝てたのかな、って思ったりもしました。いや、今も思ってます。それでもやりきれたのはみんなの支えのおかげです。ありがとう。

 

さあ、ここまで約3週間続いてきた卒部ブログもいよいよ次がラスト。大トリを務めるのは学歴ロンダに成功し、来年から東京に行ってしまう前主務の江田くんです。ちなみに去年のしごでき主務のてるさんは超大作を書いてましたね。それも踏まえてどんな思いがつづられた文章となるのか、みなさんぜひお楽しみに!