皆さんこんにちは。
ご紹介にあずかりました、九大の運び屋・渡です。
野球部を引退して運び屋の仕事がなくなり、私はついにバイトを始めました。
というのも、2月末から野球部の同期4人で行くニューヨーク・フロリダ旅行のためのお金が必要なんです。
はい。そうです。よりによってこの歴史的円安の中、よりによって世界一物価の高いニューヨークに行ってきます。
大層な理由がある訳でもなく、何となく今行きたいんです。
こうゆうのがいわゆる「大学生っぽい」っていうやつなんでしょうか。
発言がなんか陰キャっぽい?
いいえ。私は陰キャではありません。
ところで、最近ちょっと流行ったmbti診断ってやつ、あれあんまり信憑性ないですよね。私にそう思わせた診断結果のある1ページをここに貼っておきます。
さて、この度卒部ブログを書くことになり、自分の入部ブログを3年ぶりに読み返してみました。
まあなんというか、まわりくどいですね。
話の趣旨が曖昧で長々と話す感じ。
チームの話し合いをまとめる小川みたい。
今回は入部ブログの反省を活かして、バシッと簡潔に書こうと思います。
私は、あるスケジュール管理アプリを浪人期から愛用しています。
そのアプリは、登録された予定までカウントダウンしてくれるものです。
予定が過ぎるとカウントアップもしてくれます。
「あと○年」「あと○ヶ月」「あと○週間」「あと○日」「あと○時間」など時間の表記方法を変えて楽しむ(?)こともできます。
ちなみに、私が受けた最後のセンター試験から1468日経ちました。
これは私の個人的な感覚かもしれませんが、「あと○年」や「あと○ヶ月」だと予定まで遠く感じるし、「あと○日」や「あと○時間」だと数字が大きくてピンときません。
しかし、「あと○週間」で表示すると予定が急に目の前にあるように感じます。
私が九大野球部に入部してから4年生の秋に引退するまでの約3年半、これは約180週間です。
捻挫して動けなかったあの2週間、雨でほとんど練習ができなかったあの1週間、テスト休みのあの1週間。
これらも全部合わせて180週間です。
とんでもなく短く感じませんか。
今回は、そんな短い大学野球生活を通して私が気づいたことのひとつ、「自分に一番期待しているのは自分」についてお話します。
「ピッチャーをしたいがバッティングもしたい。」そう言って私は入部しました。
まず理想的なピッチングをできるようになり、比較的得意だった打撃も磨き、ゆくゆくは大谷翔平選手のようにチームになくてはならない存在になることを目指していました。
笑わないでください。
特に、投手であることにはこだわりがありました。
これは、主に怪我が原因で高校時代後半に満足いくピッチングをできなかったという未練があったからです。
入部してからは一進一退の日々でした。
なかなか理想の投手像に近づけません。
先週までできていたことが、今週別の箇所を修正すると再現できなくなっている。
あわてて今週の修正を無視してみても、もう先週までのようにうまくいかない。
これ結構ありました。
共感している人も多そうです。萎えますよね。
そんなこんなであっという間に3年生の夏、私は気づきました。
「あれ?これ間に合わなくね?」
正確には、間に合わないことには薄々気づいていたけど直視したくなかっただけです。
正直かなり迷いましたが、「このままの成長ペースだと投打両方で活躍するのは現実的じゃないから、野手として活躍することを目指そう」と決断しました。
それからは、試合で活躍したい一心で外野手の練習にしっかり参加するようになり、引退する頃にはすっかり外野手に擬態していました。(勘違いしている方が多いですが、私は最後まで投手として選手登録されていたので投手です。)
「最初に立てた目標は自分にはちょっと大きくて、3年半では達成できない。」
今思い返すと、自称完璧主義の私にとって、その現実を受け入れたことが一番のファインプレーでした。
おかげで立ち止まることなく自分の活路を見出すことができました。
この気づきがなければ、自分の出来の悪さに嫌気がさして、楽しくない選手生活になっていたと思います。
ほとんどの人に当てはまると思うのですが、自分に一番期待をしているのは自分です。
そんな自分が思い描く自分の理想の姿は、現在の自分とはかけ離れています。
周りの期待はこの程度だけど自分はこれからもっとすごいことができるようになるんだ、って誰しも思っているはずです。
別に身の丈に合わない目標を立ててはダメだと言っている訳ではありません。
大きな夢・目標がない日々なんて楽しくないと思います。
ただ、「自分で立てる目標はけっこうデカくなりがち」ということを知っておくと楽だと思うんです。
そうじゃないと、いつまでたっても目標達成に近づかない自分に過度に落胆して立ち止まってしまいます。目の前にできることはたくさんあるのに。
優秀な後輩の皆さんへ。
理想のプレーヤー像に向かって日々練習をすることはとても素晴らしいことです。
でも、その理想に近づかないからといって、(多少の焦りはあるべきだけど、)落ちこむ必要はないと思います。
理想の自分が今の自分より遥かに優れているのは当たり前なので、クヨクヨしても仕方ありません。
やる気をなくしてしまったり、立ち止まったりするなんてもったいない。
たった180週間しかないんだから。
日々の成長を楽しみながら頑張ってください。
ずっと応援してます。
かなり後半になってしまいましたが、この場をお借りして各方面にやや硬めの感謝の言葉を述べさせていただきます。
これまでにも多くの4年生が言ってきたように、人々の交流が制限された時期にもかかわらず、野球部に入ることでたくさんの素敵な人たちと出会えたことをとてもうれしく思います。
優しくチームに迎い入れてくださった先輩方、人数は多いけどとっても仲良しな同期、基本は奥ゆかしいけど局所的に友達のような後輩たち、どんな試合でも最後まで全力で応援してくださった応援団とチアの方々。皆さんに出会えて良かったです。ありがとうございました。
また、後援会をはじめとする大人の方々からの支援のおかげで活動できていたことも身に染みて強く感じております。ボールやマシン、ヘルメットなどの道具購入の援助にとどまらず、キャンプ中や休日早朝の練習補助など、挙げるときりがありません。いくら学生主体といえども、皆様からの支援が無ければ、あれほど整った環境で活動することはできませんでした。深く感謝いたします。
加えて、これまで私が所属したチームで仕事をされていた方々にもお礼申し上げます。
高校までと比べると大学の部活動は学生主体だったため、同じ学生の主務やマネージャーが活動場所を確保してくれたり、外部団体や後援会の方と連絡を取り合ったりしてくれていました。その様子を間近で見る機会も多くあり、彼らに感謝すると同時に、今まで小中高でもこの仕事をやってくれていた人がいたんだな、と裏方仕事のありがたさを改めて実感しました。今更ながらではありますが、大変お世話になりました。ありがとうございました。
最後に、結局今回も長々と書いてしまったことに反省しつつ、ここまでとは全く関係のない話をして終わります。
これは、同期数人でうどんを食べに行った時のお話です。
「これもらってくれんか」
そういって隣から差し出されたのは、レモン一片と荒削りの大根おろしでした。
ただでさえシンプルだった彼のぶっかけうどんは、ただのうどんになっていました。
うどんの本場・香川県出身の彼。うどんそのものの味をしっかりと感じたいのだろう。
そう感動していた私は彼の二言目に驚かされました。
「飲み込むのにジャマなんじゃ」
うどんを噛んで食べるのは邪道。
明日はそんなワイルドな彼のブログが上がる予定です。
お楽しみに!