皆さん、こんにちは。文学部日本史学専攻の新阜(におか)俊軌です。つい先日、卒業までの最大の関門である卒論を提出し終え、「もうしばらく文章は書きたくない。」と思い、通常であれば提出物には期限よりもかなり早くから取り掛かり、何度も推敲を重ねた後に提出するはずの僕が、このブログに取り掛かったのは〆切の1日前です。(取り留めのない文章になることを予想して、保険をかけておきます。)

ちょうど卒論の話をしたので、それを含めて引退してからの生活について少しだけお話ししようと思います。気になる人だけ読んでください。

 

僕は教育実習が春のリーグ戦と被ってしまった関係で4年生のみんなよりも一足先に引退しました。(それにも関わらず、最終戦のベンチに入れていただきありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。)振り返れば、現四年生の代になってから七大戦、追いコン、そしてリーグ戦と行事ごとには悉く縁のない1年間だったなと思います。引退後の話に戻すと、まずは就職活動に取り組みました。僕は民間志望ではなかったので、就活としては少し遅めの6~8月が山場でした、その期間は大半の時間を就活に費やしていたと記憶しています。就活が終われば、次は冒頭でも触れた卒論です。9月から少しずつ取り組み始め、10月から提出までの約3か月間は昼前に大学に行き、21時前後に帰るという生活をほぼ毎日していました。そして、卒論を提出した今は撮りためていた録画を消化したり、気になる本を読んだりしつつ、4月以降に向けた準備を少しずつ(やっぱり心配なので)進めているという感じです。良くも悪くも刺激のない、平凡な毎日を送っています。こんな感じで野球から離れた生活を送る中でつくづく感じることとしては「やっぱり自分って野球に向いてなかったんだな~」ということです。

 

 

再び卒論の話をすると、無事に卒論を提出できるのかと不安だったり、文章力や読解力のなさに辟易することは何度もありましたが、分かるような分からないような先行研究を読んだり、何千ページもある史料集の中から自分の論文に使えそうな史料を見つけ出したりと字面だけでわかる地味で基本的な作業自体はあまり苦痛に感じませんでした。自分のペースで「ああだこうだ」言いながら進めることができるし、差し迫ってやらないといけない事は卒論しかないという状況は短時間で物事を処理したり、複数の事を同時進行するのが苦手な身からするとありがたかったです。

かたや野球はその真逆で、その場での一瞬の判断は求められるし、野手であれば常に自分でない誰かにペースを合わせなければなりません。人もたくさんいます。僕の苦手なことばかりです。しかも、学生野球である大学野球は「好きでやっている事」です。レポート、ゼミの報告、実習、就活、、、野球以外に「やるべき事」がたくさんあります。「やるべき事」をやりながら「好きな事」もやるなんて器用なことは自分にはできません。(「大学の授業なんか適当にやって単位だけ取れればいいじゃないか」という声が聞こえてきそうです。僕もそう思います。何度もそう心に言い聞かせようとしましたが、そんな大胆な割り切りは出来ませんでした。もちろん僕よりももっと忙しいにも関わらず、野球にも全力で取り組んでいる人はいます。ただ自分のエネルギー量では難しかったというだけです。言い訳と捉えてもらって構いません。)

まあ、そんなこんなで(他にも色々と理由はありますが)、大学野球生活を自分なりに総評しますと、決して誰かに自慢できるようなものではなかったというのが正直な感想です。

周りを見れば、野球に向いていて、野球にすべてを捧げているんじゃないかというような人がたくさんいました。すごく輝いて見えました。それと比べると、自分が惨めになっていきました。迷惑かけているんだろうなと思うこともありました。邪魔に思われているんだろうなと思うこともありました(そんなこと思う人たちじゃないのに)。そうやっていくと、どんどん自分が嫌いになっていくことがありました。

やっぱり僕は野球に向いていないと思います。

そういうわけで、「後輩へアドバイス!」などという事はありません。ただもし自分と同じようなことを思っている人がいるのなら、その人に一言だけ。野球をやっている時間の中で、ボールを投げる瞬間、ボールが飛んできた瞬間、スイングをしている瞬間、そんなたった一瞬でも他の事を忘れて、純粋に「抑えたい」「アウトにしたい」「ヒットを打ちたい」と思える時間があるのなら、野球をしてて良いと思います。(そう思いたいです。)少しだけ早く整備をしに行き、少しだけ多めに荷物を運ぶことを忘れずに、、、

 

 

恥ずかしさが最高潮に達しつつあるので、この辺りで4年間の振り返りと見せかけた言い訳を終わりにしようと思います。だらだらとネガティブな事ばかりをまとまりなく書いてきたせいで誤解されそうなので、最後に弁解しておきます。

ただ野球に向いていないと感じるだけで、野球が嫌いなわけではありません。好きです。みんなと野球をするのも、野球以外の事をするのも楽しかったです(伝わっていないと思いますが)。この野球部に入って良かったと思っています。そして、なんだかんだこれからも野球とお別れする事は出来ないと思います。だからこそ適度な距離感を保って付き合っていきたいと思います。

最後までお付き合いいただいた人はありがとうございました。

(本当に取り留めのない文章になってしまいました。文学部生として深く反省します。)

 

 

明日は数少ない自転車通学仲間で、道中ストックが尽きることをしらないエピソードトークで楽しませてくれた西田君です!

明日無事にブログが更新されることを心から祈っています、、、