久々に資格を取得しました。

一応、弁理士が本業なので技術知識の研鑽はしており、その一貫で受けてきました。

 

また、この半導体技術者検定は情報が著しく少ないので、これから受ける方の試験対策の一助になればと思い、書き記します。

 

【半導体技術者検定3級の概要】

その名の通り、半導体に関する民間資格です。

半導体それ次第はもちろん、半導体検査装置や検査手法など半導体周辺の知識も問う試験です。

 

【私のスペック】

特許弁理士ですが、文系卒で理系の学位は持っていません。

ただし、資格は応用情報やG検定などのIT系の資格をいくつか持っていますので、多少の知識はある感じでした。

 

【使用テキストなど】

有り体ですが、公式テキストと公式問題集をベースに試験団体の解説動画と日経クロステックに出ている問題等(詳しくは後述の【解いた問題】をご覧ください)で勉強しました。

 

【勉強期間】

2週間

※後述するように練習できる問題量が少なすぎて事前にやれることが限られているため、これ以上勉強しても素人の私には時間のムダと判断し、2週間で切り上げたというのが本当のところです。

 

【困った点】

とにかく問題が少ないことです。

公式問題集はたったの40問ですし、上記の解説動画も日経クロステックに出ている問題も数が乏しいです。

半導体について見識がある方であればテキストの内容を理解できるのでしょうが、半導体とは普段関わりがない私は、知らないところはテキストを読んでも何を言っているのか理解できませんでした。

 

【解いた問題】

・サンプル問題

https://www.secc.pdea.jp/sample-grade3/

・日経クロステック

https://www.secc.pdea.jp/column/

・半導体技術者検定対策用動画

https://www.secc.pdea.jp/csemi/

・公式問題集

https://www.secc.pdea.jp/textbook/

 

【実施した勉強方法】

上記の【解いた問題】を反復練習。

・問題演習時は関連知識もついでに覚える。

・テキストをざっくりと何回も読む。

 

【実際の試験の感想】

・上記の反復練習した問題と同一または略同一の問題も2割程度ですが、出るには出ました。

・初見だが、反復練習した問題の知識で解けるという問題は肌感覚で5-6割でした。

・残りは全くの初見、または単語としては知っているが「そこまで具には見ていなかったよぉ」という問題でした。

・きっと、業界人にとっては平易なんだろうけど、素人からしたら難しいよ(つまり、深い知識を問いてはいないことは何となく分かるけど、上記の問題に含まれていないし、素人は解けないよ…)と思わざるを得ない感じでした。

 

【試験結果】

受ける前は、「ゆうても練習できる問題は全部完璧にしたし8割はかたいでしょ」と思っていたのですが、33点のギリギリ合格でした。

なお、合格点は31点です。

 

【オススメの試験対策】

私と同じ素人の方は上記の【解いた問題】に掲載されている問題を通じて知識を付けるしかないでしょう。

テキストは読んでも(少なくとも自力では)完全には理解できないと思います。

時間に余裕があれば、ネットで調べつつということもできますが、何が重要か分からないので、公式テキストを読みつつ、分からないところは調べるという勉強方法を採ると膨大な時間を要する気がします。

 

一方で、半導体に関わりのある方は、公式テキストを理解しながら読めると思いますので、公式問題集でレベル感を掴んだ後、公式テキストを読んで理解するのが良い気がします。また、半導体に関わりのある方は、解説動画や日経クロステックにある問題は余力があれば良いかと思います。

 

【試験難易度(肌感覚)】

問題のレベル自体は易しいが、試験対策が困難という点を考慮すると普通レベルと評価します。

 

※金融業務2級 事業承継・M&Aコースー事業承継・M&Aエキスパート認定試験ーも受けてきました。