みなさまこんにちは!

 

今回のブログは植野先生によるレポートブログです✨

それではどうぞ〜〜〜!💁‍♀️

 

 

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九ゼミ夏季講習は2期の後半に入りました🌞

 

少し前になりますが、第1期の終盤7月23日(金)に受講生向けのトークイベントを行いました。

今回来校してくださったのは九ゼミ卒業生のYさんです!

 

※しっかりコロナ対策をして実施しています。

 

2016年に武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科現役合格し、卒業後は某通信販売の会社(主に自社開発の生活雑貨やファッションアイテムを扱う)に就職されました。

現在は総合職という役職で、カタログや商品の企画開発に携わっているそうです✨

 

Yさんが九ゼミに初めてやってきたのは高校3年生の夏頃でした。

受験生時代、大学生時代、そして就活まで。

これまでの経験と、受講生へのアドバイスをたくさんお話ししてくださいました!

 

わかりやすいスライドと面白いトークにみんな引き込まれていましたね😆

大学説明会とはまた違うリアルな内容で、貴重な時間だったと思います✨

 

 

 

それでは当日の内容をご紹介します💁‍♀️

 

Yさんは高校生の時に美大に興味をもったそうです。

漠然と学校の先生に「私、美大受けたいんです!」と相談したところ…

 

先生「えっっっ!!???美大??美大って小さい頃から絵を描きまくってる人でも難しいよ!?行けるのはほんのひと握りの人なのに…etc」

 

Yさん「ひぃ…そうなのか…諦めようかなぁ(;_;)」

と、あまり賛成されなかったそう。

でも諦めきれない……。

 

そんな時、お母さんと一緒に九ゼミを見つけて相談にやってきました。

そこで出会ったのが九ゼミ所長のモンチッチ先生。

そっくり…!笑

 

ここで初めて美術業界や美大について説明を受け、

美大を目指すことは決して特別なことではない

と知ります。

 

美術は社会と密接につながっています。

つまり

美術(特にデザイン)=仕事がないなんてことはない!

むしろ逆なのだ!

 

この時「やっぱり美大って私に合ってる!」と確信したYさんは九ゼミで学び始めます。

 

九ゼミ生となったYさん、さっそく1つ目のショックを受けます。

「今まで私って絵が上手い方だと思ってきたのに、みんな(九ゼミ生)めっちゃ上手い………」

 

これあるあるです…。

 

真剣に美術を学んだ人は誰もが経験しているのではないでしょうか😱

今まさに夏期講習でショックを受けている受講生もいることでしょう…。

でも大丈夫!

Yさん「みんな天才だったけど、私も天才だった♡」

Yさんが受験した年はなんと多摩美、武蔵美志望者は全員合格しました。

 

周りの上手さにショックを受けるのはむしろ大チャンス!

一人一人が自分を奮い立たせることでみんなでレベルアップしましょう。

九ゼミ所長がいつも言うように、理想は孫◯空マインド🔥

オラ、ワクワクすっぞ!!!!

 

 

日々の課題に真剣に取り組んだYさん。

家に帰ってからも、その日上手くいかなかった課題を納得いくまで取り組んだそうです。

 

「デザイン系は特に、大学に行ってからは絵の勉強はできません。描くことをしっかり教えてもらえるのは今だけです。」

とても印象的な言葉でした。

 

そしてついに受験。

見事合格し、武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科に進学します💮

 

 

ここからは大学~就活編✨

 

勉強に制作に楽しい大学生活。

気がつくとあっという間に就活がやってきます。

前提として、就活は大学3年生から開始です。

 

就活の入口としては、自分のポートフォリオを作ったり、インターンシップに行ったりする人もいます。

基本的にエントリー開始は3月ですが、早い企業は3月前にはエントリーが終了してしまうので

自分の興味のある企業の情報は必ず押さえておきましょう!

 

4年生になると基本的に授業はなく、1年通して卒業制作に打ち込むことになります。

卒制と並行して就活をするのはとても大変!

4年生の5~7月には就活を終えるのが理想なんですね。

そのためには大学3年生までに自分の「好きなこと」「武器」を知っておくべし!!!!

とても重要な内容だったのでそれぞれについてまとめます。

 

まず「好き」を見つける重要性について。

Yさんには「好き・嫌い」の見極め基準があるそうです。

好きなこと…食事も睡眠も見返り(報酬)もなくてもやってしまう。

      できる自信があり、実際やると自己肯定感が高まる。

      

嫌いなこと…そもそもやるのが億劫(時間が経つのが遅い)。

      できる自信がなく、人と比較してしまう。

 

なるほど!🤔

基準には個人差がありますが、好きなこと=遊び感覚で取り組めるものではないでしょうか。

ただし、安易に「嫌い」に振り分けるのは待って!

何度か真剣に取り組んでから考えましょう😌

 

普段なんとなく「好きなことばっかりやってちゃいけない」気がしていませんか?

努力=嫌なことを頑張る。

みたいな感じ。

 

もちろん学科の勉強など嫌でも乗り越えなければいけないことはありますが、

最終的にはいかに自分の「好きなこと」を自覚できるかがものすごく大事!!!!!

意外とこれができずに就活で苦しむ人は多いです。

 

いろんな会社の面接をうけたYさんも、

「結局好きが強い人が勝つんですよね~。」

としみじみ。

 

時間を忘れてやっちゃうな~と思うことがあれば意識してみましょう✨

ちなみにYさんは、普段自分が愛用している物がどこの会社で作られているのかもチェックしていたそうです。

自分が好きで選んだ物にも就活のヒントは隠れているのですね😉

 

 

 

次に、好きを「武器」にすることについて。

 

「私はこれが好き!」「デザインできる!」「絵が描けるよ!」

と思っていても、きちんと人に伝えられなければ意味がない!!

ただ「好き」だけでは自己満足に終わってしまう。

 

「私はこれが好きでこんな能力を身につけました。それはこんなことに役立ちます。」

と言えて、初めて「武器」になります。

 

就活には武器を持って行かねば太刀打ちできない!

 
ポートフォリオやエントリーシートをこれでもか!と言うくらい充実させましょう。

そしてそんな武器を「いくつも持つ」ことも大切です。

Yさんがすごくわかりやすく説明してくださいました。

「社会の需要」と「自分の能力」をパズルのピースと考えましょう。

能力ピースの突起の数=武器の数だとします。

これが多いほど、いろんな需要ピースとハマる可能性が上がりますよね。

 

より社会に求められるには、武器は多いほど有利です。

 

 

そして就活を無事終えたYさん。

現在は某通信販売の会社に勤め、総合職という役職で活躍されています。

 

 

もちろん就活終了がゴールではありません。

 

入社して仕事を始めたYさんは、自分の好きなこと(やりたい・得意)求められる業務内容(やりたくない・不得意)のギャップに悩んだそうです。

 

さらにYさんは、

「これまで会社で築かれたものにそのまま乗っかるだけでいいのか…?」と考えます。

「みんなが考えるようなことを考えて、みんなが出来ることをやっても新しいもの(価値)って生まれないよね…。」

 

そこでYさんは、与えられた仕事の中に、自分の得意なことも導入することにしました。

特に頼まれていなくても、カタログに得意なイラストを描いてみたり、企画や商品のアイデアをたくさん出してみたり。

写真はありませんがYさんの端末はハイクオリティなアイデアデータでパンパンでした。

 

ただ業務をこなすだけでなく、

自分の好きなこと・得意なことを生かしてより良い結果を生み出す。

これぞクリエイティブ!!!!!

 

受講生のみんなはそんな世界に踏み込もうとしているのです。

とてもワクワクですね!

 

 

充実した時間だったので長くなってしまいました。

今回のおさらいです😌

 

①受講生・受験生のみんなへ

絵の勉強ができる(丁寧に教えてもらえる)のは今だけ。最大限取り組みましょう。

・周りが上手くても落ち込まないで!みんなも天才だけどあなたも天才♡

 自分の得意を伸ばしましょう。

 

②大学に入ったら

・就活は3年生から開始して4年生の5~7月くらいまで。

 インターンシップ、ポートフォリオ制作。会社によっては早めのエントリー受付に注意。

・3年生までに自分の「好きなこと」を見極めよう。

好きなことをちゃんと「武器」にしよう。

 作品制作だけでなく、内容を人にプレゼンできるようにしましょう。

・「武器」は多いほど良し!

 

③就職後

・いきなり100パーセント好きな仕事が来るわけじゃない。

 そんな時こそ自分の武器が活かせないか考えよう。

手を動かし続けよう。アイデアはきっと無限に出せる!

 

 

普段の予備校での課題や講習会など、基礎的なことを教えてもらえる機会は今しかありません😌

 

後になって貴重な時間だったと思うはず。

自信を持って今は目の前の課題に向き合いましょう!

 

Yさん、とても素晴らしい時間をありがとうございました!!