春はすぐそこ〜癒しのおはなし会。 | なるべくひっそりと引きこもって暮らしたい主婦のブログ

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ポンコツ主婦ひきこもりえの更年期な日常

 

もりえ 52歳。

残念アボカドに当たらない方法が知りたい。

 

 

2月末日。

 

月いち恒例、保育園(4、5、6歳児)でのおはなし会をしてきました。

 

まだ寒さは残るけれど、陽射しは確実にきらめいていて

 

春はそこまできています。

 

そして、もうすぐひな祭り。

 

保育室にはそれぞれがデザインしたお雛さまの工作が飾ってありました。

 

どんな行事も楽しいね。

 

 

ということで

今回は、子ども達に冬から春への移行期を感じてもらえるようなプログラムを組みました。

 

◎二月のおはなし会

 

わらべうた

『ひなさまみしとくれ』

 

絵本

『もりのひなまつり』

 

ペープサート

『コートからボタンのおはなし』

 

絵本

『しろいゆきあかるいゆき』

 

てあそび

『さよならあんころもち』

 

 

 

年に一度、この時期にしか歌えないわらべうた。

 

”ひなさまみしとくれ

 

おぞてもほめるに

 

ようてもほめるに”

 

 

この歌について調べてみると

 

岐阜のある地域で

 

各家庭を訪問してお雛さまを見せてもらう風習があった(今も?)そうで、

 

家を回る時にこの歌を歌っていたそうです。

 

「おぞても」とは「悪くても」

 

「よう」は「良い」という意味で

 

”粗末な衣装でも構いませんよ”

 

”素敵な衣装ならもちろん褒めますよ”

 

ということらしいです。

 

今回のおはなし会では、子ども達の前でお雛さまを手にのせて

 

このわらべうたを歌いました。

 

前回ちょっとお知らせしました、羊毛で作ったお雛さま。


団子が人形になった

 


絵本は長めのものを2冊。

 

ひなまつりの絵本があまりない中

 

これは動物達が出てきてほっこりするおはなし。

 

 

そしてもう一冊は、最後に春を感じさせてくれる絵本。

 

 

この本自体は1948年にコールデコット賞受賞の古いものですが、

 

日本では江國香織さんの翻訳で1995年に出版されています。

(それでももう30年近く経つのですね)

 

とある雪の日の静かな日常から、春へと向かう様子が丁寧に描かれています。

 

シンプルな描写の中、江國さんの訳が物語に命を吹きこみます。

 

さすが言葉の遣い手ならではの、とても美しい日本語。

 

躍動感がないので、中には飽きてくる子も出てきてしまうかもしれませんが

 

暗く静かな冬を抜けて、春(=希望)を感じられる絵本になっていますので

 

ぜひお手に取ってみてください。

(大人にもおすすめです)

 

*   ***   *   ***   *   ***   *   ***   * 

 

来月のおはなし会はお休みなので、今回で年長さんとお別れでした。

 

3年間お話を聞いてくれて、4月からいなくなっちゃうのはちょっと寂しいけど

 

小学校にあがっても元気に楽しく毎日を過ごしてほしいです。