2ヶ月くらい前から
非常にアクセス数が増え
色々なメッセージも頂く様になり
本当にありがたい事です


それに伴い
記事内のコメントや
お問い合わせ等も
とても多く頂ける様になりました

現状全てのコメントに
返信するのは難しく、
申し訳ないですが
ご容赦下さい

さて、
コメントとともに
様々な質問も、同時に増えてきました

ただ、
返答に困る質問
結構多いと感じております

ブログを始めてから
皆さんの悩み解決の助けになればと思い
始めた問い合わせですが

ネットでの情報のみで

判断しきれない事や
判断すべきでは無い

内容が徐々に増えてきています

なのでこれを期に
私の思う
答えにくい、
もしくは答えられない質問
を書かせて頂きたいです

ご容赦を



1)この治療方法は正しかったのですか?

お産の経過や
婦人科外来での診断・治療等

やはり理想と結果の違いから
医療不信を持っている方達は
少なからずいらっしゃって

治療経過を詳細に書かれた上で

最終的に
・治療方法は正しかったのか?
・分娩方法は正しかったのか?
・診断ミスでは無いか?
・もっと良い方法があったのでは?
といったニュアンスの質問を
非常に多く受けます

もちろん
この様な疑問を持つ事情は
重々理解していますが、

・治療した現場にもおらず
・直接話もしておらず
・後から得た情報からだけで


診断・治療の正当性を判断する資格は
私には無い
と思っています


特にお産に関しては

私自身その怖さはイヤという程
実感していますし


結果が全てという意味合いが
非常に強い分野だということも
理解しています

でもね



・トラブルがありそうな時
・トラブルがあった時


私達の頭の中には
様々な選択肢が浮かんで

果たしてどの方法が
正解に近いのか?


常に悩みながら答えを出しています

時間帯
他の科との連携
手術室の準備
マンパワー
自分の実力
スタッフの実力
患者さんの立場
患者さんの性格
これまでの経過
医師と患者さんの関係性
自分の経験

挙げたらキリが無いのですが
それら全てを考慮しつつ
限られた時間の中で
答えをだしています


確かに
産科にも婦人科にも
ガイドライン
は存在しますが

ガイドラインは
あくまで治療方針を決定する
基本中の基本
エッセンスだけ書いたものですので

その中から
どんな治療方法を決定するのかは
正にケースバイケースです

質問を下さった皆さんに
対応した
担当医達も、
様々な選択肢の中から

当然ベストだと思う事を選択したと思うし

医療というのは
私達が習ってきた数学の様に
方程式の答えが一つという訳では無く

医療現場において
母児の救命
が正解だとすれば

正しい答えは
決して一つでは無い


さらに人間の体は
コンピュータとは違い
指示した内容に対し
一通りの反応しかしないなんて事ありません

そのため、
その時の担当医が下した治療の正否は、
私が判断すべきでは無いと考えます


今までも、治療方針の是非を問う質問は
沢山頂いたのですが

私は一度も
「その担当医の判断は間違っている」

という返信をした事は無いですし
今後も無いと思います

結局多くの質問に対して
心がけているアドバイスは

担当医と話しあっていく
もしくは良い担当医を見つけるために

有用と思われる情報提供をする事で

最終的には

「以上を踏まえて、担当医と良く相談して下さい」

という一文をそえる事がほとんどです


ガイドライン
病気の仕組みや原因
治療が効果を得る仕組み


等々

普段の生活だと
なかなか接する事の無い情報を

分かりやすく理解してもらう事で

担当医と満足のいくやり取りが
出来る助けになれば


といつも思っておりますので

今後も
治療の是非を問うのでは無く

担当医との良好な関係性を築く事を
助けるというスタンスで


このブログを育てていきたいと思っております故
応援お願いします

2)私妊娠出来ますか?

これも
非常に困る質問の一つです

どうも最近は
不妊専門病院等で突然

「自然妊娠はできないです」


と言われる様な事もある様で
その辺りにも非常に問題があると思いますが

いきなり不妊治療を始められた話
↓↓

http://ameblo.jp/kyusan0225/entry-11866008778.html

私は大学院で
受精妊娠成立(着床)について
かなり専門的な研究をしていたのですけど

妊娠のメカニズム

なんて

まだまだ分からない事だらけですので

口が裂けても

妊娠する事はできません!

なんて言えません


ただ、
やはり高齢になるにつれ
妊娠率が低下する事や

合併症によっても
妊娠しにくくなる事があるのは事実で

妊娠できますか?

の問いに対しては

「確率は下がる可能性が高いですが
ゼロとは言い切れません
心配であれば、やはり外来で最低限の検査は
希望した方が良いです」


としか言えないのが現状です


病院に行った方が良いですか?

これも結構多い・・

そして意外と困ります

やはりネットから頂いた情報だけでは
病院に行く、行かないの判断をするのは
正直責任を持ちきれません


私個人の意見では

世界から見ても
とても恵まれている医療制度を持つ日本で
しかもそれを利用できる立場なのですから


気になる症状があるならば
行くか行かないか
迷うくらいであれば
病院を受診した方が良いと思います


・・・・

・・・・・・

とまあ、
色々と書いてきたのですが

これまでの数々のお問い合わせを受けてきて
やはり一番多く感じるのは

もっともっと担当医と
キチンとしたコミュニュケーションを
取っていく事が、
互いの利益になるのではという事です


しかし、外来診療において
専門用語が非常に多かったり
説明が少ない医師が多いのも
事実なのですが

その様な先生の良し悪しを
判断する上でも
最低限の知識は必要だと思います

例えば
英会話教室に通おうと思うなら
英語の基礎知識はある程度
勉強するだろうし

パソコンを買うとき

料理教室に通うとき

等々

やっぱりどんな分野でも
勉強は必要です

しかし医療というのは
上記の例と違って

トラブルがあった時に
しょうがなく行く場所ですので


どちらかというと
パソコンやスマホの
コールセンターの様な役回りです

(コールセンターの対応って
イライラする事多いでしょ?)


失礼な・・


多分一刻も早く
余計なトラブル解決したいのに
コールセンター対応が
専門用語や良く分からない操作方法を
連発してくるからだと思うんだよね・・

で結局
結果から担当の良し悪しを決めてしまう

考えれば考える程似ているかも・・

でもパソコン知識が
ある程度ついてくると
コールセンターの担当者の
良い悪いも結構分かる様になってくるんですよね



良い担当を探すのも
同じ様な事で
やはり最低限の勉強は
必要かなと考えます


是非皆さんにも
このブログを通して
良い担当医を見つけて欲しいです

そう

例えば私が信頼している【スピッツ先生】
の様な方に巡り合った様に
↓↓(古い記事なので、若干修正しました)
http://ameblo.jp/kyusan0225/entry-11671411833.html


ではこの辺で


今後も
コメント欄には
皆さんの意見を
是非ガンガン書き込んで下さい


妊娠レシピ 産科医と管理栄養士が監修した 本格レシピアプリ

 
【妊娠応援アプリママケア】 13000ダウンロード突破!
応援お願いします^^

女性・婦人科の病気 ブログランキングへ