今回から
文字サイズアップします。

ぶっちゃけ
見にくかったですよね・・

えっ・・
私の老化のせい?

そんな年では

無い

はず


さて本題に戻ります

前回記事は理解できたでしょうか?
ワクチンを理解する上で
細胞性免疫と液性免疫を区別する事は
非常に大切なのです

復習

変なやつがきたら
手当たり次第対応しようとする
地元の警察官が細胞性免疫

警察官はこりゃヤバいと思って
変なやつの死骸をもって
免疫の上層部に助けを求める

仮に変なやつが、以前侵入した形跡があれば
そいつ専用の武器の設計図が残っている

この武器(抗体)を大量生産して
変なやつをやっつけるのが自衛隊であり
液性免疫という訳でした

免疫と抗体って何?

ここからが今回のお話
ワクチンの仕組みについてです

抗体の設計図は
以前体に侵入してきたやつの分しか
残っていません

そこで人間は
考えたのです

人類に大被害を与える
病原菌が分かっているならば
先に抗体を作っておけば
感染しても、体がすぐに対抗できるじゃあないか

と・・

すごい事考えますね

でも、もちろん
病原菌をそのまんま健康な人に
投与してしまったら
健康な人にわざわざ病気をプレゼントしてしまう事に
なるので、病原菌の力を極力弱くしてしまえば
いいでは無いかと、工夫したのです

毒性が弱くなった病原菌
=弱毒化した菌をあらかじめ健康な人に投与する

これがワクチンです

これによって
危ない菌を未然に防ぐか
感染しても致死的状況を回避する事が
可能となったのです

ワクチンには
他にも、病原体を完全に殺して
死骸だけにした種類もありますので
前者と区別します

弱毒化ワクチンを生ワクチン
(弱毒化といえども菌そのものだから)

死骸だけのワクチンを不活化ワクチン

と呼びます

例えば
風疹ワクチンは生ワクチン

HPVワクチンや
インフルエンザワクチンは不活化ワクチン

等病原体によって作られるワクチンの種類が
異なります。

ここまで、
ワクチンの仕組みと
種類についての解説です
前回の解説が分かっていれば
わりと、分かりやすいかと思います

さて・・・
こっから
副作用のお話です

最初に、風疹ワクチンをはじめとした
生ワクチンの副作用ですが、

弱毒化したとはいえ
生きた病原体を投与するので
かるい感染状態になってしまいます


人によっては
感染症状が強く出てしまう場合があるので
注意が必要です

さらに、妊娠中は
生ワクチンを投与する事は
赤ちゃんにも感染する可能性があるので
投与は禁止されています

さて、生ワクチンの副作用は
比較的理解が出来るかと思います

では何故、不活化ワクチンである
HPVワクチンで今回の様な
副作用がでてしまうのでしょうか?

それは
免疫を刺激するための
物質が入っているからなのです

仮に毒性が無い
病原菌の死骸だけを
体内に投与しても、
地元の警察官がそれを
異常だと認識しないと
抗体が出来るまでの
ストーリーが進まないのです


警察官が、この死骸を
危ない奴だと思わないと
上層部に助けを求めないんですね・・

そのため、免疫の運動を
活性化させるための
物質がワクチンに混ぜているのです

副作用が起こってしまうケースは
この免疫刺激物質に対して
強いアレルギー反応を
起こしてしまう場合が多いのです

しかし、この免疫刺激物質が無いと
抗体は上手く作られないですから
ワクチン接種の選択は
その効果と副作用をきちんと
天秤にかけて決めないとならず
本来なかなか難しい問題なのです

本当は、国や医療サイド、メディア等が
副作用の存在を、もっとしっかり伝えるべきですが
その効果ばかりを強く宣伝しているようにも
思えます

しかし、本来は
皆さん自身が、ワクチンが自分や子供にとって
本当に必要かどうかを
しっかり考えるて接種を決める事

が大切だと思います

さて・・
しばらくHPVワクチンについて
記事を書いてきましたが
一旦終了です

是非しっかり記事を読んで
子宮頸癌やワクチンについて
理解して下さいね

今回のまとめ

・ワクチンはあらかじめ抗体を体に作るために
免疫系の仕組みを利用している

・生ワクチンと不活化ワクチンがある

・どんなワクチンでも副作用が起こりうる