松竹梅の意味 | 太陽と月の結婚

松竹梅の意味

【松竹梅の意味】

風雪に耐えながら鮮やかな緑を保つ常磐の松、
節目をつけて勢いよく成長する竹、
寒い中でどの花よりも早く香り高く咲く梅。

松竹梅の始まりは
「歳寒の三友(さいかんのさんゆう)」。

松竹梅は厳しいときに支えてくれる
三人の友を意味し、

どんなときも正直につきあえる友、
困ったときに親身になって動いてくれる友、
博識で冷静な判断をしてくれる友

この三友を松竹梅にたとえたことに由来し、
こうした友を持つ人は厳しい状況にあっても
悲観することなく、困難を乗り越え、
よい人生を送れることから、
やがて強い志を持つ人を象徴するようになり、
長い年月を経て、寿ぎのシンボルとなった。

ー和暦日々是好日より



以前のコラムからの抜粋です。


松竹梅=おめでたいもの、となっている昨今ですが、本来の意味合いは、厳しい時を支えてくれる三人の友。

【松竹梅の意味】

風雪に耐えながら鮮やかな緑を保つ常磐の松、
節目をつけて勢いよく成長する竹、
寒い中でどの花よりも早く香り高く咲く梅。

松竹梅の始まりは
「歳寒の三友(さいかんのさんゆう)」。

松竹梅は厳しいときに支えてくれる
三人の友を意味し、
どんなときも正直につきあえる友、
困ったときに親身になって動いてくれる友、
博識で冷静な判断をしてくれる友。

この三友を松竹梅にたとえたことに由来し、
こうした友を持つ人は厳しい状況にあっても
悲観することなく、困難を乗り越え、
よい人生を送れることから、
やがて強い志を持つ人を象徴するようになり、
長い年月を経て、寿ぎのシンボルとなった。

ー和暦日々是好日より

中国では松竹梅といえば「歳寒の三友」ですが、
日本ではただ「おめでたいもの」になっていて、
なぜおめでたいのかというところが
抜けてしまっています。

歳寒は厳冬という意味と同時に、
逆境を意味しています。
有事の時ほど人の優しさが身に沁みます。

日本中の人々が松竹梅の友を持ち、支え合うことがきたら、世の中はもっと生きやすく、良くなっていくのではないでしょうか。



こちらは文化文政期に生きた高月家のご先祖様が残してくれた松竹梅の活花の図です。高月家は商人でしたが、公家や武家、農民になど、老若男女、身分を越えて花活けを教え、遠方にも多くのお弟子さんがいたそうです。


他にもさまざまな記録があり、日々やってくるお遍路さんに出した食事の内容や、出身地の記録なども綿密に残っており、遠くからやってくるさまざまな人との心の交流を、何より楽しみにしていたようです。


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今日は師走の満月です🌕 佳き夜を過ごしましょう。