江戸の雪見 | 太陽と月の結婚

江戸の雪見

~!ついに関東も雪ですね。なんだか止む気配もないようなので、しばらく降るのでしょうか。

雪が降ると、交通機関になんらかの支障がおきてしまう現代。用事がない限り、あたたかい家の中でのんびりと過ごしたいなぁなんて思ってしまう私ですが…、昔はどんな暮らしだったのか気になります。

意外や意外!江戸時代、人々は「雪見」を楽しんでいたみたいじゃないですか?!『旧暦日々是好日』(2007年版)に記載されたコラム「江戸の雪見」をご紹介したいと思います。


**江戸の雪見**

隅田川 水のうえにもふる雪の きえのこれるは都鳥かも



高月美樹『旧暦日々是好日』
(江戸名所花暦)江戸の人々は花見や月見、菊見や紅葉狩りと、ことあるごとに物見遊山にでかけた。冬のレジャーといえば「雪見」で、風流な人々は雪見舟に乗り、雪見酒と洒落込んだという。江戸時代は現在より寒い小氷期にあたり、雪が多く、隅田川が凍ってしまうこともあった。人通りの多い街中はすぐぬかるんでしまうため、わざわざ愛宕山、高輪、長命寺、山王などの高台にのぼり、遥かに見える海や山、綿で作ったかのような家の景観を眺めて楽しんだ。(掲載コラムより抜粋)


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スタッフ(と)

【旧暦:師走(12月)16日】