2024年大晦日(フラワーカンパニーズの深夜高速)
上はフラワーカンパニーズの「深夜高速」。
深夜高速は多くのミュージシャンにカバーされている名曲である。
しかしフラワーカンパニーズは、大晦日の紅白に出たことがおそらくない。有名どころで紅白に出たことがないミュージシャンとして、スピッツ、B'z、ワンオクくらいが思いつく。B'zは海外在住なのもありそうだが、ワンオクとかはタトゥーなどが良くないのかもしれない。
フラカンの深夜高速は十分に紅白に出場できる楽曲の質を持ち合わせている。曲も良いが、歌詞が特に良い。毎年出てくる古参や若い良く知らないミュージシャンを出すくらいなら、フラカンを出してやれよと思う。
今日の大晦日はホテルに宿泊予定だったが、今ホテルで寛いでいる。年末、インフルエンザが非常に流行っていて自宅で過ごす方がよかったかもしれない。
昨日、火曜日は今年の銀行の最終日だったので、久々に記帳と貸金庫の中を確かめに出かけた。そういえば、数か月前に平日の休日のお昼頃に銀行に行ったところ、なんと昼休み時間で入り口が閉まっていた。ATMは使えるが、平日の夕方と何も変わりがなかったのである。銀行も、遂に働き方改革で普通に昼休みを取るようになったのかと思った。ずっと長い期間、昼間に銀行が休みになることも知らなかったのである。
最近、三菱UFJ銀行で貸金庫の中のものが盗まれるという驚愕するような事件が起こった。しかし、貸金庫には仕様が何種類かあり、この銀行の場合、広い空間に他人の多くの貸金庫も見える仕様になっている。僕が借りている貸金庫は、1人くらいしか入れない小さな部屋に入り、カードとパスワードを入れることで、電動で引き出されて机の上に自分の金庫が出てくるようになっている。そこで鍵で開けて金庫を開く仕様である。これだと三菱UFJ銀行より安全度はマシには見える。
今回の事件で、スペアキーを封筒に入れて割り印するという儀式が挙げられているが、僕はどうもそういうことをした記憶がない。貸金庫はそこまで大きさがなく、例えば普通借りるサイズだと高さがないのでおそらく1億など現金では入らない。昔、たまたま帯の100万円を入れていたことがあるが、数年入れておいた後、意味がないような気がして普通に預金した。
貸金庫は27歳の頃から借りているが、賃貸料は銀行とサイズにより異なる。どのようなものを入れているかと言えば、マンションの権利証、嫁さんの宝石の鑑定書、使っていない宝石、時計のギャラなどである。医師免許証は表彰状のサイズで僕が借りている貸金庫には入らない。折り曲げれば可能だが、そんなことしたくない。
一般的サイズの貸金庫は大金を入れるには小さすぎるため、どうしてもそのようなものになる。
海外旅行に出かける直前、念のため高級時計を入れたことがあった。高さ的に外箱、内箱を入れるのは無理である。本体およびギャラを入れるくらいだが、よく考えると電動で動いてくるわけで、やっている時、帯磁するリスクがあるのでは?と思った。貸金庫は、物を入れるのも面倒だし、再び持ち出すのも面倒である。従って何年も中を見ないなんて人はザラにいると思う。
このようなことを考えるに、三菱UFJ銀行の貸金庫盗難事件は、大きなサイズの貸金庫に大金が入っていたか、金の延べ棒やパテックフィリップなどの高級時計がギャラごと盗まれて現金化されたくらいだと思う。
その際、注意したいのは現金は匿名性が高いが、金の延べ棒や高級時計は盗まれた後、売却したら名前が記帳されて追えるので、匿名性がそこまでないこと。時間が経っても警察の捜査で詳細がわかる可能性がある。
ニュースでは、犯人の女性は、盗んだ金品を投資に使っていて、儲かったら元に戻そうとして盗んだ人や金額をメモしていたという情報も流れている。だったら、金の延べ棒はともかく、パテックフィリップなどの特別な高級時計は買い戻せないため、足がつかない現金が大きな部分を占めていたような気もする。本人がメモしていたからこそ、おそらく具体的に10数億という数字がでてきたのであろう。
上の動画は、ある放送作家の人が貸金庫に1000万円入れていて盗難に遭い、最終的に銀行内で盗んだ人が判明し、銀行が放送作家に1000万に色をつけて返却し、謝罪したという顛末である。これは5年前にあった事件で、警察沙汰にもなっておらず、詳細は闇の中である。しかも、この銀行は三菱UFJではないらしい。
また、梅宮アンナがテレビで言っていたが、父である梅宮辰夫さんが亡くなった時、貸金庫を開けたところ、空だったと言う。この話はもう本人が亡くなっているので証明などできないが、怪しい事件である。
Yahooのサイトでは、80万円ほど貸金庫に入れていてなくなったが、警察にも当の銀行にも相手にしてもらえないという質問が出ていた。貸金庫は中のものがなくなった際に、入れていた証明が出来ないのが難しいところだと思う。
今は、トクリュウの事件が多くなっており、タンス預金もリスクが高い。しかし貸金庫も決して安全ではないのである。
僕は20年くらい前だが、地銀はもし口座のお金がハッキングされた時、グズグズこちらの不注意を言って支払わないリスクあると思い、三菱UFJとみずほ銀行に口座を開いた。昔の都市銀行なら、地銀よりマシと思ったからである。また倒産のリスクも多少は違うと思ったのもある。
しかし地方では都市銀行は数がない上に立地が悪いので便利が悪い。まず、駐車場に苦労するのである。だいたい銀行にいくまで駐車して500mは歩く。したがって記帳もろくにせず、全然使わないのである。都市銀行は地方だとメインにはなりえない。今は主に使っているのはネット銀行であるが、給与振り込みやカードの引き落としなど、メインと言える銀行は地銀のままである。都市銀行は使い辛いが、かと言って地銀に信頼は寄せられないというスタンスである。
このような感覚になった理由だが、友人が自己破産(厳密には任意整理)の時、地銀の銀行員がウシジマ君並みの心理的重圧というか、追い込みというか、暴言を吐いたことを聴いたからである。彼によると、キャッシング業者以上に厳しい暴言を浴びせる地銀が普通にあるらしい。銀行は紳士的に見えても、決してそうではないという微妙な信頼感なのである。
銀行は預金もハッキングリスクがあるし、貸金庫もそれなりにリスクがある。タンス貯金もトクリュウや火災があると大変である。
日本人の職業意識や誠実さは、長い期間の不景気で徐々に低下していて、変な犯罪が増えるばかりだと思う。
この記事で今年は終わりです。読者の皆さん、良いお年を。