3大ダメ人間テーマソング | kyupinの日記 気が向けば更新

3大ダメ人間テーマソング

ロックの業界には「3大ダメ人間テーマソング」と呼ばれるものがある。よくもまあ、そういうテーマがあったものだが・・

それは、ベックの「ルーザー」、レディオヘッドの「クリープ」、ニルヴァーナの「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」である。

ベックやレディオヘッドはファンではあるが、個人的に、この3曲はあまり好みではない。この中で、日本人に最も知られているのはニルヴァーナの曲のような気がする。


スメルズ・ライク・ティーン・スピリット

このプロモーションビデオは、高校を舞台に収録されているが、背景で掃除をしている老人はカート・コバーン自身を象徴しているらしい。カート・コバーンは高校を中退し、なんと、その通っていた高校で掃除のアルバイトをしていたのである。(これほど屈辱的なものはない)

この楽曲は、彼らの Nevermindというアルバムの1曲目に収録されている。

ベックというと、精神科医ないし精神科に携わる人たちは、普通は認知行動療法のアーロン・ベックを思い浮かべる。洋楽ファンでは、年配の人では、ジェフ・ベックのことと思うのが普通だ。(実際、友人に言うと、そう聞き返された)。

ジェフ・ベックは偉大なギタリストだが、ベックは本家のジェフ・ベックより遥かに良い。彼のようなクリエイティブなミュージシャンはなかなかいない。ルーザーは「メロウ・ゴールド」というアルバムの1曲目に収録されている。


ルーザー

ベックは、ルーザーの中で「おれは負け犬だ。なんでおれを殺さないんだ」と歌っている。

クリープは、ブミさん推奨の1曲。


クリープ

クリープという楽曲は実はこっそり収録されたという。「軽く通してやってほしい」と言われていたので、演奏しているメンバーの誰もテープが回っているとは気付かなかったらしい。

その結果、ほぼパーフェクトな演奏ができあがった。力の抜けた、良い意味でリラックスした演奏が収録されたのである。

参考
Walls(Beck)
There there (Radiohead)
Where Is My Mind?(Pixies)