マドリガルミステリーツアー | kyupinの日記 気が向けば更新

マドリガルミステリーツアー

僕は大学時代、主に洋楽しかレコードは買わず、邦楽で買うとしてもユーミンや小椋佳など一部のものに限られていた。僕は未だかつて、サザンオールスターズとドリカムのアルバムは買ったことがない。

僕の最も気に入っているバンドはピンクフロイドだが、同じプログレッシブ・ロックでもジェネシスやイエスもかなり好きなバンドだ。今でもピンクフロイドはよく聞いている。ピンクフロイドで最も好きなアルバムは1979年に発売された「ザ・ウォール」。その中でも、Comfortably Numbほど素晴らしい曲はないと思っている。


Comfortably Numb(Pink Floyd)

僕は洋楽なら何でも聴く方ではない。例えばヘビメタはあまり好みではなかった。(スコーピオンズ、エアロスミスなどは聴いていた)。だからガンズ・アンド・ローゼズなどはほとんどCDを持っていない。嫁さんは好きらしく、少しだけCDを持っている。ガンズ・アンド・ローゼズも良い曲に限れば良いと思う。(←意味不明) 商業的に成功してもあまり聴かなかったものもある。例えばクイーンなどである。デヴィッド・ボウイなどは聴いていたが・・

高校~大学時代にかなり好きだったバンドはイエス、カーズ、ポリス、ウルトラヴォックスなどで、これらのバンドのアルバムはほとんど持っていたが、後にCDになってまた買いなおしたものもある。全部ではないが。(レコードは聴けない環境なので)

ウルトラヴォックスはミッジ・ユーロがボーカルをしていた時期より、ジョン・フォックスの時代の方が好きだった。ジョン・フォックス時代のウルトラヴォックスのアルバムはすべて名盤である。

Ultravox!(1977年)
HA! HA! HA!(1977年)
Systems of Romance(1978年)


カーズは知らない人も多いのではないかと思う。カーズはボストン出身の機知に富んだバンドで、特に初期のアルバムは秀逸である。デビューアルバムはインパクトのある女性の写真のアルバムジャケットで「錯乱のドライブ」という邦題であった。

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Just What I Needed (The Cars)

Just What I Needed でのボーカルはベンジャミン・オール。


My Best Friend's Girl(The Cars)

My Best Friend's Girlのボーカルはリック・オケイセック。


All Mixed Up(The Cars)

錯乱のドライブ
1、グッド・タイムズ・ロール - Good Times Roll
2、ベスト・フレンズ・ガール - My Best Friend's Girl
3、燃える欲望 - Just What I Needed
4、狂気のふれあい - I'm In Touch With Your World
5、ドント・チャ・ストップ - Don't Cha Stop
6、今夜は逃がさない - You're All I've Got Tonight
7、バイ・バイ・ラブ - Bye Bye Love
8、ムービング・イン・スレレオ - Moving In Stereo
9、オール・ミックスト・アップ - All Mixed Up


彼らの楽曲はほとんどはリック・オケイセックによる。この「錯乱のドライブ」は既に廃盤になっているが、彼らの最高のアルバムはこのデビューアルバムだと思う。このアルバムはダメと思うような曲が1曲もなく、ビートルズにも似ていると言えば似ている。その後、カーズはよりポップな曲作りに変化しており、後のアルバムは良いのは良いけど、デビュー盤ほどの素晴らしさではなかった。嫁さんは「錯乱のドライブ」と「ハートビートシティ」の2枚のアルバムが好きらしい。


Heartbeat City(The Cars)

カーズのボーカルはリック・オケイセックとベンジャミン・オールの2人が分担していたが、ベンジャミン・オールは膵臓癌で2000年に亡くなっている。

イエスは最も好きなアルバムは1978年発売の「トーマト」というアルバムで、今でも車で良く聴く。このアルバムは出た時、これはすごいと思ったものだが、市場の評価は芳しくなく、友人に薦めたところ実際に買ったらしく酷評された。トーマトはイエスらしくないアルバムであり、バカみたいに長い曲がほとんどない。小品のみでまとめられたアルバムなのである。

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トーマト
A面
1、A. 輝く明日 Future Times  B.歓喜 Rejoice
2、クジラに愛を Don't Kill The Whale
3、マドリガル Madrigal
4、自由の解放 Release, Release


B面
1、UFOの到来 Arriving UFO
2、天国のサーカス Circus Of Heaven
3、オンワード Onward
4、自由の翼 On The Silent Wings Of Freedom


うわっ、これを見ると、悪い曲なんて1曲もないじゃんといったところ。過去ログの「産褥期の精神障害」のテーマの最後のエントリでは、この「輝く明日」という曲からタイトルを拝借している。(個人的にこの中で最も好きな曲は「自由の解放」)

イエスは特にジョン・アンダーソンのボーカルが好きで、彼のソロアルバムもかなり買ったが、今はほとんどが廃盤になっているのかもしれない。イエスは世界的にも有名なので、たくさんのブートレグが出ているようである。ブートレグとは海賊盤のことだが、これを買い始めるとキリがない上に高価なわりに失敗も多く、僕は海賊盤はほとんど買わない。

最も海賊盤を買ったバンドはピンクフロイドで、上に出てきた、Comfortably Numbだけでも様々の異なる演奏がされていることを知った。

これはイエスの「マドリガルミステリーツアー」という海賊盤。この音源だが、なんだか不思議なすぐ目の前に出てくるような迫力のある録音であり、変な雑音も入っているが、なんとも表現できないような名盤。これはちょうどトーマトが発売される頃の演奏なので僕好みの曲も多く収録されている。

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僕の嫁さんは、僕が持っている洋楽すべてのCDのうち、このアルバムが最も素晴らしいと言っているのは謎だ。