DMAE | kyupinの日記 気が向けば更新

DMAE

ジメチルアミノエタノール


これは、アセチルコリン前駆体とされる。DMAEが体内でアセチルコリンという神経伝達物質に変換されるが、これは中枢神経の機能を調整するのでは?と考えられている。


適応は主に注意力欠如障害(ADD)や注意欠陥多動障害(ADHD)と思われる。これらの患者さんはリタリンを処方されている場合が結構あって、できればリタリンを長期使用したくない。だからこのような薬物が期待されている。リタリンは子供などに投与する場合は、依存性や耐性は起こりにくいと考えられているが、それでも子供の成長を遅らせるという研究もみられる。


ある研究では、学習障害のある子供74人にリタリン、DMAE、偽薬のいずれかを与えたところ、DMAEはリタリン同様に、行動障害や学習における問題も改善したと報告している。


有害作用としては、ADD治療剤を長期に使用した場合、精神病やホジキン病のような副作用の可能性も示されている。リタリンと比べられているため、うつ病と関連付けられているものと思われる。


(これは2002年頃にウエブにアップしたものです)