義父が店を引退してから1ヶ月と少しが経ちました
……正直、すぐ慣れました元々何もせず居ただけだったし。
1人では確かに大変だなと感じる場合もあり、そういった時には貸切にするようにして。団体さんとか。土日は夫に10分くらい手伝ってもらったり。
でもなんだかんだ、お客さんに迷惑かけちゃってるけど前より客層も変わったし、滅多に来なかったお客さんが何度もリピートしてくれるようになり、日々充実した仕事をしております
ただ常に休憩時間は無し
鬱陶しいのが。
超常連さんが、たまに「ちょっとマスター呼んでよ」という時があって。
引退したばかりの頃は何度かあったけど、最近でもたまにある。これが面倒。
2階のリビングに上がり、いちいち直接呼ばなければならない。自宅内で使えるインターフォンもあるのだけれど、呼吸をするのも面倒くさがる義父が出る訳も無く、仕事中にわざわざ2階のリビングに行かなきゃいけない作業が本当に私にとって面倒。
「仕事中にタバコも吸えない、酒も飲めない、テレビも見れないなんて、我慢ならねえお前らこの家から出ていけ」とまで大騒ぎした(したんです)ジジイ、今じゃ引きこもり過ぎて誰とも会話をしないので、常連さんが来て呼ばれたりすると、んまぁ喋るわ喋るわ。
(ちっ…うるせーな、早く2階に戻りやがれよ…)と思っている私をよそに、ちょちょっと店の事に手を出し始める。そして、やりっぱなし、ゴミは置いていくとか。
「は?やんなくていいから。やめてよ。なんで手出すの?(テメーどういうつもりだよ)」
というと無言で止めはする。
あんなに大見得切って「こんな我慢ならない店なんか辞めてやる💢」となったのに、確か二日後には「俺にはこれくらいしか出来ないから」と言って閉店時にシャッターだけ閉めに来たりしてウザかった。
翌日からはジジイが閉めに来る前に私がシャッターを閉めるようにしたら来なくなったけど辞めた奴に用は無い。
もう、今では普段から互いに会話無し本当に必要な事しか話さない。どうしても偉ぶりたい爺さんと会話するとイライラするので、とにかく本当に会話が無い✨私の中では居ない存在なのでかなり楽
近所の婆さん達の、噂話が大好きな人たちは「あそこの嫁がキツすぎて、マスターは追いやられちゃったのよ。可哀想にねマスター。嫁ごときに。」なんて言っているそうだけど。
事情を知っている常連さん達が「違うよ!嫁さん全然関係無いから!マスターがバカなだけだよ。仕事中に酒もタバコも出来ないのが嫌だって言って辞めたんだから。リニューアルする前の決まり事を破ったのはマスターなんだから!」と言ってくれているそう
まぁ商売していると、多方面からやいのやいの言われます
「なんだよ、そんなにウチの店好きなんか~?そんな話題にしちゃって」
と言うようにしていて、当初は多少腹立たしかった事も、今では屁みたいな(失礼)事だと思っております
何を言われようともね、私としては爺さんのように『エッヘン!!!俺は偉い!!相手が客だろうが身内だろうが、とにかく俺は偉い!!』とやりたい訳では全くなくて、ただ必死に生活して子供を育てて行きたいだけなの。
ただそれだけの女を槍玉に上げて(しかも自分の娘より年下の相手)、無い事まで噂にして暇潰ししている婆さん達に寄り添える余裕もなく、バカバカしいとスルーしていたら、まともなお客さんで席が埋まるようになってきた
なんだか結果良かった
前置きがとっても長くなりましたが、爺さん本人は簡単に『俺のワガママも許されるでしょ?』なんてレベルで思っているのかも知れない、大騒ぎからの引退。
引退自体は「どうぞどうぞ!!居られても困るんで消えてください」というのが私の本音であり、二度と店に戻って欲しくない。
私が色々と仕事しやすく変えた店内で、たまに来てちょちょっと手を出されるのが不快でたまらなく声を上げてしまう理由、どうしても許せ無い理由が私の中にあるんです。
それは、あの日、ユニフォームをゴミ箱に捨てられた事。
ジジイが理不尽な内容でキレた1ヶ月と少し前の日。大騒ぎした日。
「俺は明日から店に出ない‼️」と騒いだ後、私も夫もジジイを放置。
暫くして私が店に用事がありジジイが居ない時に作業をしていたら、ゴミ箱の中に、私がジジイのために揃えたコックコート・帽子・サロンが丸めて捨ててあり、上からコーヒー豆の出がらしが捨てられていて。
その時は冷静にユニフォームに付いたゴミを払い拾い上げて、夫に「これ、ゴミ箱に捨てられてた。」と伝えた。
冷静に、冷静に…
なれるかっつーんだよね。
今までずっと目標であった『自分の店を持つ』から、どんな思いで私が店を始め、嫌なジジイと仕事すると決めて色々と揃えたか。
あんな閑古鳥が鳴く店を建て直し、リフォームにお金と時間をかけて店を作ったか。
どうしようもないジジイだけど、生き甲斐にでもなればいいんじゃん?とある程度仕事を任せたという思いとか。
捨てられてたコックコートを見て、物凄く裏切られた気持ちになった訳でございますよ。
何より調理人にとって簡単に(爺さん調理人では無いけど)、大事な包丁を捨てるように仕事道具を平気でゴミ箱にぶちこめる神経が、とてもとても信じられず、とにかく許せ無かった。
なので、完全排除のアタマで私も義父という存在を見るようになり、『ただ、なんかよくわからないけど、そこに居る人。ただ生きてるだけの人』という目で見ており、今後認知症になろうがどうなろうが、一切面倒は見ないし、金もださないし、もう1度次に「出ていけ、ここは俺の家なんだ」と言われれば、いつでも子供達を連れて出ていくつもりであると夫には伝えました夜は次男と空き家巡りの散歩とかして(笑)
仕事もね、究極困らないし。店を辞めさせられる羽目になってもアテはいっぱいある。何も出来ないジジイに私と子供の人生左右されるの嫌だけど、腹が座ってなんだか凄く心が強くなったここ1ヶ月程でした
夫は一人っ子なので、出て行かれて困るのは自分なのにね。と常連さん達は言ってたけど。
今回この事を記事に出来たのは、実家に遊びで子供達を連れて帰って、母親に話したら少し気持ちが楽になったから
商売道具を平気でゴミ箱にぶちこめる神経がどうしても許せなく理解出来ず、ここ1ヶ月、腹の底で煮えたぎった思いを夫以外に話したら、理解してもらえた事で気持ちがスッとしたので記事にしちゃいました夫に話しても反応激薄だったので。
皆様、私の心の内を読んでもらっちゃってすみません
とりあえず、子供達の夏休み中、月曜日は店が定休日なので二度ほど帰省しリフレッシュしてきました
その辺はまた後で書きます