※これは1980年に先天性心疾患で生まれた女の子の母親が当時付けていた日記です。
時を経て、どこかの誰かの支えになると幸いです。
8月1日
〇西へ。台風の影響ですごい風と雨である。
8月2日
N(きゅうの姉)はケガをして初めてのバレエの練習に行く。
鼻血が出なければプールへ入っても可と言われる。
8月3日
プールへ行こうかと思ったら雨。
8月4日
循環器外科受診
別に異常なし。
偶然Mちゃん(文面から察するに病児)と会う。
ナントもう走りまわっているのだ。
きゅうと一緒に1月に入院している頃は、まだ立つこともできないでいたのに。
やはり根治手術をしないと、元気にはなれないのだろうか。
帰りにU君(同じく文面を察するに病児)の家に行く。
U君もとっても元気だ。
元気が無なくて頼りないのはきゅうだけ!!
おい、オカン・・・。
病児が元気になっている姿を見て、我が子がそうならない現実を突きつけられて傷ついたのはわかるけど、
病児に当たるな。
病気の種類も、体質も違えば、病状なんてもんは全て違うものなんだから。
って、この頃の母は知らなったのかなぁ。
傷つく必要なんてどこにもないのに。
頼りないとか言いなさんな。
そういう心臓で生まれたのだから。