人生初の心臓手術の翌日、翌々日(82,4⑤) | 昭和に生まれた心臓病の子の母の日記

昭和に生まれた心臓病の子の母の日記

44年前に先天性心疾患(肺動脈閉鎖を伴うファロー四徴症)を持って生まれた子(きゅう)を育てたきゅうの母が記した闘病育児日記を公開。
どこかの、誰かのためになるなれば幸いです。

※これは1980年に先天性心疾患で生まれた女の子の母親が当時付けていた日記です。
時を経て、どこかの誰かの支えになると幸いです。

 

 

 

4月7日

AM10:30より面会。よく寝ている。

いく分か唇の色がよいような気がする。

お義父さんとお義母さんが来ている。

明日にはもう病室へ戻れるそうだ。

早く元気になれ!!

 

 

 

4月8日

N(きゅうの姉)学校始まり。

 

AM10:30より病室へ行く。

昼過ぎまでよく寝ている。

やはりまだしんどいのか頭がフラフラしていて座らせたがしんどそうなので、

寝たままご飯を食べさせる。でもご飯をよく食べる。

手術前と全くちがう。

今まで御飯時はお茶か果物で流しこまないと食欲がなかったのによく食べること。

でも夕方に薬を血管に入れている点滴が抜けてしまった(アクシデントで抜けた)

血がボトボト。

抜けてしまったからもういいか。

酸素テントもはいらなくていいとか。

大丈夫かナ。

夕方もご飯をよく食べた。

沢山食べて早くよくなれ。

 

 

 

1才4か月。

しんどすぎて食欲がなくて、食に興味がなかったのだろう。

同じ年ごろの子と同じ量を食べれなかった頃を思い出すと、

なぜ周りがそんなにもお腹がすくのか。

そんなにも早く食べれるのか。

そんなにもたくさん食べれるのか不思議でした。

この頃は覚えているあの頃よりも、もっとしんどかったはず。

月齢から考えると、それでも食べてなかったんだろうけど、

それまでがあまりに食べなかったから、きっと母はとても嬉しかったでしょう。