きゅうのつたい歩き(‘82,1⑥) | 昭和に生まれた心臓病の子の母の日記

昭和に生まれた心臓病の子の母の日記

44年前に先天性心疾患(肺動脈閉鎖を伴うファロー四徴症)を持って生まれた子(きゅう)を育てたきゅうの母が記した闘病育児日記を公開。
どこかの、誰かのためになるなれば幸いです。

※これは1980年に先天性心疾患で生まれた女の子の母親が当時付けていた日記です。
時を経て、どこかの誰かの支えになると幸いです。

 

23日

あづきをにこんでその汁をもちもち米につけておく

ちらしずしの具を煮込んでおく

茶碗蒸し からあげ お吸い物の予定

赤飯はあした

 

24日

きゅう 一か月遅れの誕生日会

皆 二時頃来る。

 

25日

つたい歩きをしてはハァーハァーと息使いが荒くなり、最後にはセキが出てくる。

とても歩くにはまだまだ時間がかかると同時に、まず無理のような気がする。

早く手術の日が決まって少しでも楽にさせたい。

 

 

姉がつかまり立ちが半年、歩くのが10か月、走るのが12か月と早い子だったので、より不安だったのでしょう。

手術したらきっと元気になると信じてる母。そんなに現実は甘くないと知る少し前の話。