ウチの子の手術はどのぐらい時間がかかるのだろう(‘82,1③) | 昭和に生まれた心臓病の子の母の日記

昭和に生まれた心臓病の子の母の日記

44年前に先天性心疾患(肺動脈閉鎖を伴うファロー四徴症)を持って生まれた子(きゅう)を育てたきゅうの母が記した闘病育児日記を公開。
どこかの、誰かのためになるなれば幸いです。

※これは1980年に先天性心疾患で生まれた女の子の母親が当時付けていた日記です。
時を経て、どこかの誰かの支えになると幸いです。

 

1月7日 

内科検診なし

O先生は今 正月休みとの事

 

1月8日 

今日はTさん(患児仲間)のところが短絡手術2H(時間)かかる。

他人の子とはいえ、運ばれていくのを見るのは涙が出る。

Sさん(患児仲間)心室中隔欠損の手術 5Hかかったの事。

きゅうの手術はまだまだ先とのこと。

何時間かかるやら。

今日が外科の手術開始だからきゅうはもう少しあとらしい。

今風邪をひいていないし健康なので今のうちにやってほしい

病棟の子はほとんどの子がかぜ、熱、下痢だ。

 

1月9日 

朝いちばんにN先生が診察に来る。

やはりこの子の短絡手術はかなりむずかしいものだとの事 but 根治手術までもたせる方法を考えると、短絡手術はどうしてもやらないとダメなので何とかしますとの事。

 

 

 

心房中隔欠損は先天性心疾患の中で最も知られている病気。

心房に穴が開いている病気です。

穴のサイズや数、合併症の有無によっても違いますが、

現代の手術時間は約2時間。カテーテルを用いたい治療法であれば約1時間で終了するとのこと。

入院期間もこの頃に比べ大幅に短くなっています。