今日のテーマは、「海馬で製造、大脳皮質で保管」です。
脳には場所によってそれぞれ役割分担があり、
記憶は「海馬」で製造され、「大脳皮質」で保管されます。
「海馬」は耳の奥あたりに左右一つずつあります。
太さが1センチメートルぐらいで、
長さが5センチメートルぐらいの小さな脳部位です。
海馬には膨大な情報が入ってきますので、
ここで必要と判断されたものだけが大脳皮質に保管されます。
「大脳皮質」は脳表面の部分にあって、人で著しく発達しており、
高度の精神作用の場と考えられています。
海馬に集まった情報は、取捨選択され必要な情報だけが大脳皮質に送られます。
なるべく多くを忘れるように脳は設計されており、
「生きるために必要な情報」が優先されます。
勉強の内容を記憶するには、
「これは重要だ」と海馬に勘違いさせなければなりません。
そのためには、繰り返し同じ情報を海馬に送る必要があるのです。
海馬に情報がとどまっているのは長くても1ヶ月なので、
その間に繰り返し復習すれば、重要だと認識してくれるのです。
この海馬の性質からすると能率的な復習のスケジュールは、
1日後、1週間後、3週間後、2ヵ月後となるのです。
---------------------------------------------------
編集後記
昨日分と今日分を間違えてしまいました。
先に今日分を読んで頂いた方が昨日分が、
分かりやすいと思います。
失礼しました。