問題集の使い方その2です。(第70号)
反復トレーニングって何?
それを今から説明していきますので、お子さんが社会を
苦手としているなら、是非実践してみてください。
今回は、社会の問題集10ページ分を、
確実に覚えるための具体的な作業を説明していきます。
ステップ1:問題集をコピーする
家にコピー機が無い場合は、
コンビニでコピーをとってきて下さい。
子供にやらせてもいいですが、最初はお母さんであるあなたが
手伝ってあげるといいと思います。
(そうすれば、お子さんの負担が減りますからね。)
ステップ2:そのコピーした紙に答えを赤ペンで書き込む
ここからは子供にやらせて下さい。
社会の問題集をこなすとき、教科書でイチイチ調べてると
時間がドンドン過ぎていきますから、いきなり解答を見て下さい。
まずは、解答を写すんです。
ただ、適当に写しても意味が無いので、
「重要語句を覚える」という気持ちをもって、写してもらいます。
赤ペンで、ドンドン答えを書いていきます。
コピーした紙に、赤ペンで答えを書き込んだものを、
「暗記プリント」と名付けておきます。
ステップ3:赤いシートで隠して、答えが完璧になるまで訓練する
暗記作業には欠かせない、赤いシートって知ってますか?
もしそれが無い場合は、文房具屋で赤い透明な下敷きを買ってきて下さい。
その赤いシートで、ステップ2で作った暗記プリントの答えの部分を隠し、
自分で何度も問題に挑戦できます。
ただ、ここでの注意点ですが、慣れてくると問題文を読まずに、
「答え」の配列を覚えてしまう人がいますが、これはダメです。
きちんと問題文を読んで、答えを出して下さい。
最初のうちは、問題文を読んですぐに答えが出ないと思います。
5秒考えて答えが出なかったら、
すぐに赤いシートを下にずらして、答えを見て下さい。
そしてもう1度最初からやり直し。
これを続けて下さい。
そしてこのステップ3では、答えを書かなくていいです。
頭の中で考えて、きちんと答えが出てくればOKです。
そして1枚の暗記プリントが完璧になるまで、
赤いシートで隠して答えを考える。
この作業を繰り返して下さい。
問題文を読んで1秒以内に答えがひらめくまで訓練して下さい。
妥協したらダメです。
ステップ4:答えを実際に「書く」
ステップ3で答えを覚えたはずですから、
もうそのページについては完璧なハズです。
そしてそれを確かめるために、実際に今度は書いてもらいます。
暗記プリントの上に赤いシートをかぶせ、答えの部分を隠す。
そして1枚適当な紙を用意して下さい。
ほんとうにいらない紙でいいです。
広告の裏でも、ルーズリーフでも、なんでもいいです。
あとで捨てますから、とにかくいらない紙を準備します。
そしてその紙に、何も見ないで答えをドンドン書いていきます。
問題集1ページあたり2分くらいで書けると望ましいですね。
ステップ3で真剣にやった人は、答えがスラスラ書けると思います。
ステップ3で妥協した人は、ここでいくつか答えが書けません。
解答し終わったら、答え合わせをします。
ここで全問正解できたらクリア。
1問でも間違ったら、またステップ3に戻ってやり直しです。
答えは覚えてたけど、漢字が難しくて書けなかったという場合は、
その紙にその漢字を10回書いて練習して下さい。
そしてもう1度ステップ4にチャレンジします。
ステップ4が完成したら、その紙は捨てていいですよ。
紙に余白があれば、また次の範囲をやるときに書いてもいいですけど、
基本的にその紙自体を見直すことはしませんから捨ててもらっていいです。
以上が暗記型の学習におけるトレーニングです。
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編集後記
役所や公的機関でも、スーパークールビズと称して、
アロハシャツの着用も認めているところも出てきているようですが、
塾の先生のファッションとして、
クールビズあるいはセーブビズはどこまで許容されるものなんでしょう?
さすがにエアコンの設定温度も28℃でネクタイ着用、というのは
少々酷なような気がします。
まあ、そこそこにネクタイなしでも、今の雰囲気なら大丈夫ですよね。
省エネです。