理解型勉強法の続きです。(第57号)
まず、暗記する向きの薄めの参考書ではなく、
理解する為に厚めの本を探して使います。
前提になる部分の理解を促す為に参照ページの記入の多いものを読むべきです。
理解させる為に書かれた参考書を使うべきです。
特に理解型が得意という場合でなくても、常に傍らにこういった参考書を置き、
問題集などで分からないことがあれば辞書的に使って理解を深めていきます。
理解の為には、午前中の勉強が最適です。たっぷりと時間を使って理解をしていきましょう。
そして、ビジュアルツールをどんどん活用します。動画やDVD教材などが有効となります。
理解型の代表格である茂木健一郎さんのよくいわれる「アハ!体験」は、
勉強の内容を理解すると、脳にはドーパミンが放出されて、
強い快感がもたらせるとのことです。
そうなると、もう一度その快感を求めて、人は勉強する。
「アハ体験」は理解抜きにはあり得ません。
理解型勉強法は、勉強そのものから快感を得る一方で、
暗記型勉強法では、好成績を収めることによって快感を得るわけです。
勉強は「純粋に勉強の楽しさ」によってされるべきだという考えから、
学校の先生は、この勉強法を推奨してきました。
動機づけが成績をあげるためであるというより、教育上この方が都合がいいです。
しかし、理解することの快感に個人差があることと、
理解できない場合には、時間が掛かりすぎるという点には気をつけなればなりません。
分からないことは覚えてしまうという割り切りとバランス感覚も必要です。
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編集後記
新学期がスタートして、そろそろ落ち着いて来たでしょうか。
春は出会いの季節ですね。新しい環境になり、新しい出会いが増えます。
それを大切にしたいです。
一つの社会で固定されると、なかなか人と出会うチャンスが減ってしまいます。
自分から積極的に求めていかないと、どんどん世界は狭くなります。
新しい出会いがなければ、人生観までも凝り固まってしまいますね。
積極的に新しい風を入れていくことも大事です。