今日は、「途中式を書く」というテーマです。(第35号)
それは、特に塾などで勉強している子には、
先生に早く間違いを発見してもらえることになります。
恐ろしいことに、「受験前に失速する子」の共通点が、
この途中式を書かないことだと言っている先生がいます。
成績というのは、1年前には、「合格圏」だった子が、
1年後からは他の子は伸びているのに「伸びなくなる子」がいたり、
逆に「合格圏外」だった子が、1年後には他の子を追い抜いて、
「合格圏」に入ったりします。
その原因は、「積み重ねの勉強ができているのか?」
ということがあります。
計算が速くて、頭で「パッパッ」とやってしまう子、そして字が汚い子。
1年後には成績が伸び悩んでいました。
その原因は「途中経過を全く書かないから・・・」
「字が汚くて、途中経過を書かない」これが共通点です。
途中経過を書くというのは、
いろいろな理由がありますが、
1つは、次につながるからです。
例えば、「数学」「算数」とも、すべての問題が
全部「○」になることはないです。
当然、何問か「×」になるわけです。
大切なのがこの「×」で、「どこでまちがったのか?」
をわかって、意識することです。
途中経過を書いてくれる子には、
「ここがおかしいよ」
とヒントを出してあげることができます。
すると生徒は自分で気づいて直します。
また同じミスをすると、それを自分で気をつけるようになります。
しかし、「途中経過を書かない子」には、それがわかりません。
「×」だった経験を次につなげられないので、
範囲が広くなったり、複雑になったりすると、
途端に成績が伸びなくなります。
また、式や図を書きながら考えた方が頭は良く働きます。
計算力を付けるためにも、途中計算をきちんと書く必要があります。
ぜひ、途中式を書くようにしましょう。
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編集後記
いい天気が続いて気持ちがいいです。前向きな気持ちで取り組むと勉強も捗ります。
反対にネガティブな気持ちでは、出来る問題も出来なくなります。
根拠のない自信が時には道を拓くこともあります。
天気のいい日は自然と前向きな気持ちになりますから、きっと何事もうまくいきます。