国語の勉強法
保護者との初面談です。
親「国語の点数が悪くて困っているんです。」
先生「他の科目はどうですか?」
親「他の科目も悪いですが、特に国語が悪いです。」
・・・要するに全部悪いということです。
先生「まずは、英語と数学で力をつけましょう。」
親「理科はまあまあですが、社会が悪いです。」
先生「理科、社会より、数学、英語を先に始めましょう。」
親「国語はどうしたらいいですか。」
先生「国語は家庭学習を先に始めましょう。まずは、活字に慣れましょう。」
こんな感じの面談よくあります。
保護者さんは自分の子が成績が悪いのは、あまり言いたくない方が多いようです。
国語の勉強ですが、成績アップに時間の掛かる科目です。
問題集をやって伸びる人としばらく効果のない人に分かれます。
問題集をやっても変化のない人は、
受験まであまり期間がなければ、時間を掛けずに他教科に時間を割いた方が賢明です。
受験までまだ時間に余裕がある場合は、
しっかりと活字慣れをしていきましょう。
読書をすることです。読書といっても、
必ずしも難しい本を読む必要はありません。
ゲームや科学雑誌や新聞のコラム、活字の多めのマンガでもいいと思います。
習慣の中に、活字を読む作業を取り入れて下さい。
高校生の古典が苦手な人にお勧めなのが
「あさきゆめみし」という源氏物語をテーマにした少女マンガです。
少女マンガは、活字が多く、恋愛や友情などがテーマになっているので、
ストーリーが複雑で、人の心情を汲み取る作業があるので、国語の勉強になります。
反対に少年漫画は、擬態語、擬音語が多く、
暴力やスポーツなどがテーマになっているので、あまりお勧めしません。
以上が普段の勉強法です。
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編集後記
今日のは少し長くなりました。
国語はすべての科目につながる重要科目です。
学年が小さい内に、読書などを通じて、
親しみやすい科目することで、
最初のハードルを下げてあげることが、
生徒の周辺の大人の役割です。
寝る前に、昔話をしてあげる親はもう絶滅してしまったでしょうか?