「村上隆の五百羅漢図展」 | きゅっきゅ8のえんがわで

きゅっきゅ8のえんがわで

人生は演劇だ。社会劇場、世間の目を観客に、何者かを演じて生きる。無限大の可能性を信じて、制服に征服されぬよう、着たい服をまとい息をする。こころの店、きゅっきゅ8(きゅっきゅや)のえんがわで、うたたねしながら感じる音や光。
ゆき過ぎる日常をたねに、うたう。

新宿三丁目にて、舞台の当日券完売で、帰路につく。
ふと思い立ち、途中駅で乗り換え。

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「村上隆の五百羅漢図展」
森美術館にて。

招待券をいただたいたものの、予定組みそびれていた最終日。

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展望台も気になりつつ、傘を預け、エレベーターで上昇、荷物を預け…だんだんと身軽に。注文の多い料理店を思い出す。

実は、絵はあまり好みでない。色づかいは好きな感じ。

地に凸凹の絵や柄があり、その上に全く異なる絵をのせていて、光があちらこちらに反射してきれいだった。柄の上に異なる柄は、洋服でもおしゃれだな。

そして、年表を見て思ったのは、師は大事だということ。

サイン会をやっていて、たくさんの人が並んでた。

展示の終わりの方に、膨大な作業を効率的に進めるための指示書、シフトと作業工程があった。これが一番興味深かった。

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何かを「つくる」過程は、奥深い。
演劇もそうだし、市民大学の卒業研究もそう。

もちろん終点を目指すし、完成したものも大事。
ただ、わたしは、その過程と何人もの色とりどりな気持ち、ぶつかり合い和解し、妥協せず、つくりあげていく時間、完売したものが展示されたり上演されたりする場そのものに興味があるみたい。

作品を観てる人たちの声や動き、立ち止まってる時間や場所、写真を撮る頻度(撮影、SNS投稿OKだった)…その中にある作品。照明、展示の間隔、案内など、そういうものにワクワクする。

今月中にフェルメールとレンブラント展も観に来る予定。