なれてるから | きゅっきゅ8のえんがわで

きゅっきゅ8のえんがわで

人生は演劇だ。社会劇場、世間の目を観客に、何者かを演じて生きる。無限大の可能性を信じて、制服に征服されぬよう、着たい服をまとい息をする。こころの店、きゅっきゅ8(きゅっきゅや)のえんがわで、うたたねしながら感じる音や光。
ゆき過ぎる日常をたねに、うたう。

目をつむっても眩しいのは
見えてしまうものが多すぎたから

耳を塞いでもうるさいのは
聴こえてしまうものが多すぎたから

服を何枚かさねても痛いのは
感じてしまうものが多すぎたから

慣れてるからって
痛くないわけじゃなくて

慣れてるからって
辛くないわけじゃなくて

慣れてるからって
平気なわけじゃない


勇気を出した後悔

もう
二度とそこに幸せな声は響かないかもしれないけど

そこにかけてたキモチは
いつもいつも本当だった
悲しいくらい本物だった


なれてるから
もう痛くない

なれてるから
もう辛くない

なれてるから
もう