ただ、そこには | きゅっきゅ8のえんがわで

きゅっきゅ8のえんがわで

人生は演劇だ。社会劇場、世間の目を観客に、何者かを演じて生きる。無限大の可能性を信じて、制服に征服されぬよう、着たい服をまとい息をする。こころの店、きゅっきゅ8(きゅっきゅや)のえんがわで、うたたねしながら感じる音や光。
ゆき過ぎる日常をたねに、うたう。


明日、クレープ食べたい。


いつまで待っても終わらないから。


確かにそこにあるのに、いつまでも焦点が合わない。戻れないし戻せないし戻りたくない。


そんな感じで時は離れてゆく。


解き放たれることもなく。



集めすぎた色は、黒く重なり沈んで見えなくなり、

集めすぎた光は眩しく黙って見えなくなる。




そうして後には、




ただ






ただ沈黙。