見上げるほどに、見つめるほどに | きゅっきゅ8のえんがわで

きゅっきゅ8のえんがわで

人生は演劇だ。社会劇場、世間の目を観客に、何者かを演じて生きる。無限大の可能性を信じて、制服に征服されぬよう、着たい服をまとい息をする。こころの店、きゅっきゅ8(きゅっきゅや)のえんがわで、うたたねしながら感じる音や光。
ゆき過ぎる日常をたねに、うたう。


上を見たらキリがなく

どこまでも続いて

高くて尊くて掴めない


上を見たら霧がなく

どこまでも続いて

高くて尊くて掴めない


広がる個々

広がるココロ



音と光に伸ばしていく

手も身体も

水を得た


見つめるほどに吸い込まれ

見つけるたびに筋になる


暗幕に光る小さなテン

夜空のテントに包まれる

点から一つ、また一つ

筋になってく光

頬があったかくて、つめたくなって


そしてそのまま

見上げるほどに

見つめるほどに