泣き笑い、笑い泣き | きゅっきゅ8のえんがわで

きゅっきゅ8のえんがわで

人生は演劇だ。社会劇場、世間の目を観客に、何者かを演じて生きる。無限大の可能性を信じて、制服に征服されぬよう、着たい服をまとい息をする。こころの店、きゅっきゅ8(きゅっきゅや)のえんがわで、うたたねしながら感じる音や光。
ゆき過ぎる日常をたねに、うたう。


全力で遊べる大人ってカッコイイ

と、X-QUESTの舞台を観ると いつも思う。

泣きながら笑う。

笑いながら泣く。

一つの感情が外に出ている時、つい、他の感情を押さえようとしてしまう。

けれど、押さえきれずに、両方の感情が同時に自然に出てくる舞台。

ものすごく可笑しいのに、

ものすごく悲しい。

本当はさ、いつも色々な感情が心の中に散らし寿司みたいにあって、いろんな具が、見え隠れしているんだと思う。

けれども一品料理。

深く味わうには、一つの方が良いって思ってしまう。
目移りするのは行儀が良くないなって。

だけど、合わさって醸し出される美味しさも、味わい深いんだよなって、少しずつ思えるようになってきた。

ばっかり食べは、昔からできなくて、おかずも、ご飯も、みんな同じくらいに食べ終わる。

食事のマナーとしては良いけれど、物事への集中力としては散漫なのかな。

あれもこれも、たくさん見たい、知りたい、触れたい…けれど、どこまでなら良いのか距離が掴めなくて、けっきょく、中途半端にふらふらする。どれか一つを完食することすらできず、全てを食べ終わることもできない。



「 好きだから 」
これからも演劇続ける。他の理屈抜きでいい。


クエストの舞台観て思ったこと。