つま先だけで立つ不安定。
理想の高さを求めるため、背伸びをする。
格好良さを追い求める。
求める高さは、皆違う。
高い。
同じくらい。
低い。
けれど私は、
自分のためにだけ高さを求めたい。
求める高さや、求められる高さは、
届かないことが虚しくなるから。
今の自分の高さを、否定している気がするから。
座れば同じって知ってるから。
ただ傍らに居て泣いたり笑ったりしてくれることが、
どれだけ嬉しいことか。
空を見上げ、地面を踏みしめ、大切な存在に触れられるなら、それでいい。
それが理想の高さ。
背伸びしない格好良さ。