寂しさは、突然にやってくる。
人の声を聴きたくて、街へ出かけてみては、
一人ぼっちを感じて、余計に寂しくなる。
公園のベンチも、飛行機雲も、夕焼けも、
みんなに夢を与えているのに、自身は儚げなものたち。
心臓が、おむすびのように握られている。
今までばらばらだった気持ちが、ぎゅっと集まって
寂しさや悲しさが集まっていく。
たくさんあると思っていた嬉しさら楽しさは、集まってみれば、ほんの少し。
海苔で包んで、気づかないふりをする。
明日の準備をするのは、朝が来ることを願うのは、
時に楽しく、時に悲しい。
そして、そう思ってしまう寂しさを、資源ごみと一緒に出したい。