6巻にある、6人の神官の末裔が創ってきた社会システムが、今後どう解体されていくのかという未来予測をしてみたくて始めます。
【モンスター社会システム崩壊の過程考察】
●意識する
その1、自然ありきの生活を意識する
その3、実際に体感してみる
●国内のお金
その1、失業者が完全にいなくなる
その2、食糧の自給が完全に100%を超える
その3、身体を癒す食物
●他(省略)
今回は、国内のお金「その1」の考察です。
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失業者がいなくなることで、国家はすぐに失業者を抱えるための資金を浮かすことができた。(5巻P62)
失業した人も、社会不適合者と呼ばれる人も、身体が不自由な人も、心に問題があると診断された人でも、老人でも、子どもでも。
一族の土地で暮らすなら、一族の土地を創っていくのがメインの仕事になります。
つまり一族の土地に住む時点で、失業者ではないことになります。
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失業者がいなくなるってことは、失業率が0%になるってことですよね。
2021年のロシアの失業率は4.83%(前年度よりマイナス8%)でした。
着実に減ってるようですね。
モスクワの人口に続いて、ロシアの失業率にも注目していきたいです!
ところで、失業者を抱えるための資金って、いくらくらいなんでしょうね。
日本を参考にして考えてみました。
パッと思いついたのが、雇用保険の国負担分。
https://www.mhlw.go.jp/content/11601000/000943550.pdf
上の資料によると
令和2年度の「失業等給付関係の収支状況」で、
支出は15,180億円でした。
1兆5千180億円です。
(内訳はわかりませんでした…。)
もし日本で一族の土地制度ができたら、雇用保険の国庫負担額はどのくらい減るんでしょうね。
ちょっと計算してみます。
令和2年11月の全国の完全失業者数は198万人だそうです。
※参考資料
単純に、
失業給付を40万円受け取る人が198万人いたとします。
国庫負担が1/4だとしたら、1人当たり10万円。(※参考資料)
198万(人)×10(万円)=1980万円(国庫負担金額)
あれ、1兆5千180億円と比較すると、なんだか微々たる金額ですね。
他になにかあるのかな…。
(それか何か計算間違ってるのかな…。)
失業者を抱えるための資金……
うーん。
育児給付金もありましたが、これの国費分は1/8。
計算しやすく、1人当たり80万円だったとしても。
1/8で国費分は10万円…。
失業給付と変わらず…。
うーん。
とりあえず、
「もし日本で一族の土地制度ができたら、雇用保険の国庫負担額はどのくらい減るのか」
その答えは、1980万円くらいです。
少ないな~。
給付金以外にどんなことで1兆5千180億円かかってるんでしょうね?
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よくよく考えてみると、失業したての人以外でも、失業したことにより生活支援を国から受けていた場合、その分の費用も減らせそうです。
(いくらなのかは具体的な数値の出し方がわかりませんでした。)
あとは、失業者0人ということは、再就職のための支援金やそういった役職、施設や管理費も激減できるのかもしれません。
うわぁ、資料があったら計算してみたい。
他にも、国が負担していた「失業者を抱える資金」はあるのかもしれませんね。