いま、アナスタシア8巻下の内容を読んだ感想を書くシリーズをしています。
まだ日本では販売していない巻で、ネタバレ要素も含むため、そういうのが嫌な人が読むことがないようにアメンバー限定記事にして投稿していました。
前回はこちら(アメンバー限定記事)
今回でシリーズ18回目になりますが、
今回書きたい内容は、ヴェドルシアの出産方法についてです。
これはとても大切な内容だと思うので、物語のネタバレは書かないようにして、ヴェドルシアの出産に対する叡智や心構えの部分だけピックアップして書きたいと思います。
ヴェドルシア文化が好きな人はもちろん、アナスタシア好きな自然分娩派、自宅出産に関心がある知り合いがいましたら、ぜひシェアしてあげてください。
「これもネタバレになりそうでイヤです!
私はちゃんとした日本語に翻訳された本を手に取ったときに最初からじっくり読みたいです!」
というかたは、ここでブラウザバックお願いします<(_ _)>
それと、基本英語の本をGoogle翻訳で直訳して読んでますので、文章がわからないこともあります(;^_^A
カトコトな表記もあります。
そのあたり許容していただけましたら幸いです。
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では、書きますよ。
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34.VEDIC RUSSIAN LABOR AND DELIVERY
ヴェドルシアの分娩と出産
(以下引用)
・妊婦の母親と祖母は、陣痛が始まる前日にどのような症状や感覚を期待できるかを詳細に彼女に話します。
・原則として、ヴェドルシア人女性は、私たちの浴槽と同じような、長さが短く、浅い木製のトラフで、自分の家で出産します。
・それは、出産時に使用することを目的とした特別なトラフであり、その後、乳児のゆりかごとしても使用されました。
・その中に、体温まで温められた純粋な湧き水を注ぎます。
・浴槽の外側の側面に沿って、女性が足の裏を置く出っ張りがありました。
・浴槽の縁は、手で握りやすいように湾曲しています。
・露出した人体が休息状態にあるときに熱くも冷たくも感じないようなものでなければなりません。
・妊婦用の浴槽を床に置き、そこに座っている女性が日の出を見ることができるようにそれを配置しました。
・浴槽の隣に、水を入れたもう少し小さい別の容器を置きました。
・浴槽の隣に置く台に、刺繡やデザインのない4枚のリネンタオルを置きました。
・生地は滑らかである必要があります。
・出産と分娩時、彼女とその夫だけが部屋にいました。
・経験豊富なドゥーラも、両親も、近親者も部屋にいませんでした。
・収縮が始まる前に、父親は建物の入り口のそばに事前に置いていた焚き火に火をつけ、それは白い芳香の煙を放ちました。
・そして、原則として、近親者がこの焚き火の周りに集まり、経験豊富なドゥーラがやって来て、しばしば賢人がやって来ます。
・出産する女性の両親と彼女の夫は、食べ物や飲み物を小さな束やバスケットに入れて持ってきて、夫が焚き火のそばに建てたキャノピー(天蓋)の下のベンチに座りました。
・ヴェドルシアの規則によると、夫以外の誰も出産する家の敷居を越える権利を持っていませんでした。
・そして、夫にも、彼らに近づいたり、遠くから彼らと会話したりする権利がありませんでした。
・父親の考え、さらには出産する女性の考えを、子供を歓迎することからそらすことは誰も何もありませんでした。
・ただし、両親の存在と家屋敷の入り口にいる経験豊富なドゥーラは、出産間近の夫婦の心を落ち着かせる効果がありました。
・ヴェドルシア人は、赤ちゃんがまだ母親の胎内にいるときから、両親の考えや感情を感じることができることを理解していました。
・もし見知らぬ人が部屋にいたら、赤ちゃんのことを優しく考えていた親戚であっても、赤ちゃんにはなじみのない気持ちになり、たとえ彼らが親切であったとしても、不安になります。
・これらの慣習を知っていたヴェドルシア人は、赤ちゃんの母親の子宮から新しい世界への移行をかなりスムーズかつ痛みを伴わずに実行することができました。
・簡単にそして恐れることなく、さらに楽しく出産しました。
・ヴェドルシア人は、生まれた人との対話がいかに重要であるかをよく知っていました。そのため、母親、子供、父親がその過程に参加します。
・子宮収縮の間も、母親は生まれてきた子供と絶えず会話し、彼を励まし、恐れることなく彼にとって新しいこの世界に入るのを助けました。
・乳児が現れたとき、彼女は痛みの叫びではなく、喜びに満ちた、歓迎の叫びをあげました。
・彼女自身が赤ちゃんを水から引き上げ、抱きました。
・母親が新生児を一目見ただけで、柔らかくて恍惚となるために、見た目(一時的に平らになった鼻、肌の出生色など)に落胆がないことも非常に重要です。
・子供が生まれると、父親は子供を水から連れ出し、口を使ってすぐに子供の小さな口と鼻から粘液を吸い、母親の腹に寝かせました。
・彼女はそれから子供に彼女の胸を与えるでしょう。
・これは、胎盤の排出を促進し、夫が事前に準備していた容器に置くだろう。
・それから彼はへその緒を滅菌ナイフで切って結びました。
・それから父親は子供をタオルの上に連れ出し、洗って、2枚目のタオルで包み、ベッドに置き、浴槽の隣の容器から水で妻を洗い、きれいなタオルで乾かして同行しました。 彼女は子供が横たわっているベッドに行きました。
・次に、父親は口または手を使って、妻の胸からミルクを引き出し、それをリネンのシーツに振りかけ、出産したばかりの妻と彼女の腹や胸に横たわっている赤ちゃんを覆いました。
・それから父親は座って静かに妻のことを考え、もし彼女がそうしたいのなら、彼女は彼と話しました。
・もし彼女が眠りにつくとしても、彼は部屋を出て行かないだろう。
・それから、約15分後、彼は以前に炉床に置いた薪に火をつけました。
・受胎直後に植えた2本の木の間に、赤ちゃんが出産した水と、新しい母親を洗うために使った水を注ぎました。
・彼は同じ場所の土に胎盤を掘りました。
・家屋敷の入り口に集まった親戚は、煙突から煙が出ているのを見て、父親の行為を理解しました。出産は成功していました。
・そしてその瞬間、彼らはお互いを祝福し、持ってきた食べ物や飲み物を提供し始めました。 その後、彼らは自分の家に行きました。
(以上)
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これが、ヴェドルシアの出産の方法です。
でも実はその前に、赤ちゃんを受胎したときに行う事も書かれていたのですが、ちょっと文章を理解しきれなくて、書いていません。
ヴェドルシアの女性は、自分の中で受胎した瞬間がわかり、それを記録したそうです。
記録する方法も載っていましたが、それは感想シリーズが終わったら、次のヴェドルシア文明の考察シリーズで書いていきたいと思います。
そして、受胎した瞬間の記録を頼りに、一族の土地に木を植えるそうです。
それも、結婚式を行った時に植えた木の向かいに植えるようです。
(たぶん)
引用の後半に書いてあった2本の木というのは、この木の事です。
これらは、惑星の配置が影響することを良く知っていたヴェドルシア人が、その影響を良いものにするという意図が込められていたそうですよ。
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出産は自宅で。
出産を控えた日に、自宅に入れるのは夫のみ。
ベテラン出産者の人や、妻の家族などは簡易屋根と焚火のある外で待機。
(という風に解釈しました。)
浴槽という表現の、木製のトラフには、足を置く場所が設置され、手で握りやすいようにカーブしていたそうですね。
一体どんな形状でしょうか。
皆さんはイメージできましたか?
私は、近代の赤ちゃんを洗う専用のバスタブのようなものをイメージしました。
しかも、産むときに使ったそれを、後々ゆりかごにするなんて、面白いです。
無駄が無くていいですね。
「・露出した人体が休息状態にあるときに熱くも冷たくも感じないようなものでなければなりません。」
これは、赤ちゃんが産まれる水温の事なのか、女性が出産する部屋の温度の事なのか、よくわかりませんでした。
あと、木製の横に置いた少し小さめの浴槽は、赤ちゃんや出産した女性を洗うために用意したものだったんですね。
用意した4枚のタオルも、
1枚目は生んだ赤ちゃんをキレイに拭くもの
2枚目は生まれた赤ちゃんをくるむもの
3枚目は出産した女性を洗った後に拭くもの
4枚目のタオルは…何に使われたんでしょう?
あと、謎の表現が…
「・彼は同じ場所の土に胎盤を掘りました。」
これはたぶん、土に埋めたということですよね?
きっと土に埋めて、その土壌の微生物や植物たちに、赤ちゃんの肉体の情報を渡すためなんだと思います。
他にも星関係の叡智が含まれていそうですがよくわかりません。
集まった親戚たちは無事出産が終わったことを知ると、お祝いの言葉を言って、食糧を分けて、それから解散と書かれていましたが。
きっとその場で軽く宴会というか、祝福し合ったんでしょうね。
現代だと、出産まで数時間~数日かかると思いますが。
長い間ずっと外で待っていたんでしょうね…。
でもなんとなく、ヴェドルシアの出産は現代よりも早かったようなイメージです。
バスタブをまたぐように座っている(と思われる)出産体系だと、引力が赤ちゃんを引っ張るのを助けてくれそうですし、子宮口も開きやすそうな感じがします。
それに、なにより赤ちゃんが安心感と好奇心いっぱいで「生まれたい!」という希求の中で誕生するでしょうから。
赤ちゃんの意志も備わって、さらに出産はスムーズに進みそうなイメージです。
長くなりましたが、感想はここまでです。
個人的には、出産時のイメージが湧き、とても参考になりました!
アナスタシア好き、ヴェドルシア文化の叡智好きな方で、自宅出産を考えられている方は、ぜひ参考にしてみてください。