ユリの祖国創り 1 | ユリのふるさと創り

ユリのふるさと創り

アナスタシア シベリア杉シリーズを読んだことある人いますか?
一緒に、祖国(ふるさと)創りに向けて歩き出しませんか?
そのための1歩がこのブログです。

もし明日1ヘクタールの土地に引っ越すことになったら

 

 

 

今、私の目の前には広々とした平原が広がっている。

 

 

ところどころ、茶色い地面や大きな石も見えるけれど、大半は雑草が地面に生えていて草が風に揺られている。

 

ぽつりぽつりと木が立っているのも見える。

 

 

視覚の隅の方で、木の杭とそこに結ばれたピンクや青、緑のビニールテープが遠くまで張られているのが見える。

 

 

ビニールテープが風にゆすられてカサカサと音を立てている。

 

空に浮いている白い雲がすーっと移動している様子を見ると、上空では風がもっと強く吹いているようだ。

 

 

私は、今自分が立っている地点から一番近いビニールテープの場所まで行き、そっとビニールテープに触れる。

 

そして、ピンと張られているビニールテープに沿って、歩き出す。

 

 

途中、木の杭に手が触れ、またビニールの感触に触れるを何度も繰り返し、私は最初に触れたビニールテープの所まで戻ってきた。

 

 

ぐるりと、土地を囲むテープ。

それは、囲われた土地の大きさを示している。

 

 

土地の広さは、1ヘクタール。

 

 

私は、この土地の持ち主になった。