Eric Clapton 「LIFE IN 12 BARS」プレミア試写会! | イギリスからの音楽便り

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在英35年の著者がロンドンおよびイギリスの音楽情報を本場ならではの一歩踏み込んだ取材をして貴重画像・映像などをお届けします。

一昨日いきなりライブ友達から連絡が入り、クラプトンの新作映画「LIFE IN 12 BARS」プレミア試写会のチケットが手に入ったんだけどいかないかと。。。
この試写会ずっと行きたいと思っていたのですが、なんせチケットが映画館会員のあいだですでに売り切れており、まさか観れるとは思ってもいなかったんですよ。
なのでどこの席でもいいから買います!と友達に即答。(笑)
いやー、めっちゃラッキーでした!
ということで昨晩行って来ました!

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試写会が始まるまで外で待機していたらクラプトンが到着!
ファンがサインを頼んでいましたがすべて断っていました。

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さあ映画が始まるぞーと自分の席について座っていたら少し離れたところにクラプトン一家とパティーが座ってきました。
うひゃー、クラプトンとパティーと同じ場所で一緒に映画見られるなんてなんという幸せ者!!!

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写真がぼやけてしまいましたが、クラプトンとパティーの再会の瞬間!
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映画は、孤独だった子供のころからはじまって現在の幸せをつかむまでの時代を追ったドキュメンタリー形式で観たことのないようなプライベートな映像もたくさんでてきました。
それとこの映画はクラプトンの今までの悲しい出来こともたくさん出てくるので観ていて本当に心が痛かったです。

とくに印象に残ったことは。。。

*クラプトンは、母親がカナダ軍人とのOne Night Stand(一晩の関係)でできた子供だそうで、いろいろ理由から祖父母に育てられたのですが、何回か実の母親が会いに来たのですが、彼女から自分を息子として受け入れてもらえず、それに対してすごく腹が立つと同時にいつもひとりぼっちな孤独な少年時代をすごしたそうです。
それがその後もずっとトラウマになっているようでした。

*バンドをやるようになってからジミ・ヘンドリックスと意気投合するようになるのですが、ジミヘンが他界した時のショックはすごかったらしいです。
自分だけひとりおいていかれたみたいに思ったそうです。

*人妻とわかっていたのですが、パティーにぞっこんになってしまいなんとか彼女を自分のものにしようとアメリカにわたって「LAYLA
AND OTHER ASSORTED LOVE S ONGS」録音。
「いとしのレイラ」はペルシャ物語からヒントを得たそうです。
内容は、
ロマンチックなラブストーリーで、青年マンジュンが美しいライラと情熱的な恋に落ちるけれど、彼女の父親から結婚を禁じられ、欲望のままに気が狂ってしまう話だそうで、まるで当時のクラプトンの心情そのものですね。
イギリスに帰ってきて早速パティに
「LAYLA AND OTHER ASSORTED LOVE S ONGS」を聴かせたそうで、彼女はアルバムには感動したそうですが、それでも最初はなかなかクラプトンの思い通りに事は運ばなかったそうです。

*70年代はドラックとアルコールの中毒から抜け出せなくなり、昼間から酒浸りになりコンサートでもろくに演奏できず30分で切り上げてかえってしまったこともあるそうです。
クラプトンが不満たらたらの観客に向かってステージで酔っ払ってぶつぶつ文句を言っている映像もありましたよ。

*最愛の息子
Conorの事故死は本当にショックで、その時はもう音楽だけが救いだったそうです。

*もっとも印象的だったのが最後に、「やっとごく普通の幸せな家庭を手に入れることができた。これが自分がずっと手に入れたかったものだ。これ以上一体何を望むことがあるというのか?」というクラプトンの声が流れた場面です。

映画終了後は、Jools Hollandの司会でQ&Aスタート。
写真を撮るのにいそがしくてあまり内容聴いていなかったので皆さんご了承ください。(汗)

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クラプトンのとなりにいる女性は映画監督のLili Fini Zanuck。
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