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全日本弓術協会

和弓についての考察等をしていきたいと思います。稚拙な文章、ご容赦下さい。

カケについてです。

弓具の中でもカケという道具は比較的新しいものだったと記憶しています。

元々は素手で引いていたものが「弦が食い込み過ぎて痛い」となり革製の手袋を使うようになり、カケが生まれ、江戸時代に堅帽子や四ッカケが開発されるという流だったはずです。

上記の手袋よりも進化したカケ、というものが実際どういうものだったのかは勉強不足で分かりませんが、おそらく和帽子の諸カケに近い物だったのではないかなと思っています。馬にも乗らず、刀や槍を使わず、弓しか使わないような場面であれば三ッ指のものを使っていたと思いますが。やっぱり指の数が一本でも少ない方が作る労力が小さいですからね。

とにかく、堅帽子や四ッが出現したのは堂射が盛んだった江戸時代。堅帽子は30キロ以上の弓を使い、昼夜厭わず、何千射と連続で引く一種目専用のカケのはずでした。四ッも、指二本より三本の方が帽子の保持が楽に出来るようにと開発されたものだったはずです。

それまで武士は戦場では、控えも角も入っていないカケで物凄い強弓を引いていたわけです。

それが今では、和帽子と控えなしはなぜか初心者用のカケと見做され、堅帽子で控えのあるカケが本カケなどと呼ばれています。解せません。伝統的な道具に制限するなら、和帽子控えなしを推奨し、堅帽子を禁止すべきはずなのですが、どういう訳なのでしょうか。三ッよりも四ッのほうが上級者という風潮も20キロ程度の弓で四ッを使う流れもちゃんちゃらおかしい。十数キロの弓で四ッを使って得意顔をしている先生方は本当にどうかと思います。

とにかく、新規則の起草者は、意図と根拠を全関係者に公表していただきたいものです。