オルタナティブ(オルターナティブ alternative)というコトバがあります。
この外国語由来のカタカナは
日本語に翻訳されると
「二者択一」がもっとも近いらしいのですが
転じて
「複数の選択肢がある。」というニュアンスを含んで使われていることが多いです。
「代替案」が
あるのか無いのか
ということです。
むかしから
誰かが何かを提案すると
「反対!反対!」と
まるで予定調和のようなパフォーマンスを繰りひろげてきた
この国の政治家と呼ばれる方々は
そのポジションが
与党であった時のことはすっかり忘却の彼方に放り投げ
野党になった途端に
それこそすっかり野党になりきって
やっぱり
「反対!反対!話し合いには応じません。」と
時間と税金の無駄遣いに躍起になっています。
これだけ情報の伝達のスピードと拡散が早いのですから
少し前だったら
表に出なかったような事実も
あっさりとその本性を現して
お化けの正体は、「ただのウドの大木でした。」みたいなことが頻発どころか
当たり前のことになりました。
社会保障・年金の話も同じです。
現最大野党さん方が「100年安心。」という素敵な(笑)キャッチフレーズで
試算し運用してきた国民から預り
割ってはいけない陶器でできたブタの貯金箱を
国民から徴収した大切なお金のギッシリ詰まった貯金箱を
何年か前に全体が壊れないように工夫するふりをして
巧妙に穴をあけて
手を突っ込んで
お金をつかみ出して
何だか知らないというか、何でこんな人口の自治体にこんなキャパと豪華設備の保養センターが必要なの?みたいな建造物をジャブジャブ建てたのです。
それが、ほんの一部の地域の建設業者さんに、ほんの少しの利益を享受しただけで
ほぼ赤字で運営できなくなって
二束三文で、民間に売却されたことを
ぼくたちは知っています。
それも踏まえた上で、
現政権与党さんは、これまでの失策に文句など付けることなく
新たなる提案をしているわけです。
反対することは悪いことでは無いと思いますが
とにかく
代替案が
全くと言っていいほど見えてきません。
震災の対応のような
普段とは異なる状況のときですら
政策ではなく
政局のことばかり。
そうなると
国民であるぼくらの興味はどこに向かうのかというと
それ以外の選択肢にアンテナが伸びるわけです。
もう、言うまでもなく
そのアンテナのほとんどは
関西発の
「維新」さんへ向くのです。
その会派の方針が明確に打ち出される前に
3,000人もの人が
勉強会への参加エントリーをしてしまうなど
ちょっと気持ちがよくない流れになってしまっています。
またまた政治のことを引き合いにして長い前フリをしてしまいましたが
いろいろなことに気づいて
問題意識を持つことは
会社でも学校でも
どんなコミュニティに所属していようが
たいせつなことだと思いますし、
そうであることが望ましいと思っています。
そんなときにこそ
わけのわからない不安感を
「反対する。」という思考に単純に置き換えるだけではなくて
オルタナティブを意識して
代替案を持つように
レッスンしていきたいものです。
その代替案の質は
最初はどうでもイイんです。
それが
ものさしの目盛に刻まれることが
大切なのです。
原子力発電所の稼働を反対することは悪くはないですが
即効性のある
代替案を聞いたことがありません。
それではまるで
おもちゃ売り場で駄々をこねている
お子ちゃまと
いっしょじゃないでしょうか。
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