たぶん
昨日の夕方ぐらいから今日の朝一番で
一斉に
全国の高校野球に携わる生徒さんたちが
ウェブ上に刻んだ
あまりにも無防備でピュアな
素直なまでに気持ちを伝えようと記憶、記録しておこうとした
文章や画像データが
自慢できることや
それを書くことによって優越感を得られるようなこと
言い方を変えれば
ネットの世界という
微妙に勘違いしてしまいがちな仮面舞踏会で踊っているような
仮面をかぶっていても
誰だかわかっちゃってますよって程度の雰囲気と環境の中で
自分の中に潜む、抑圧された「やんちゃな」部分を
ここだったら別人格みたいなふりをして
さらしちゃってもイイかなと
でもどうにもこうにも稚拙なので
本心、本性そのものを刻んでしまうという衝動に軽く負けてしまった
リアルそのものが
情報のリテラシーについて教育を施してこなかった
プライバシーの保護などという大義名分の上にあぐらをかいた
空気が読める親などと勘違いした
無責任な大人の手によって
検閲を受け
場合と内容によっては
改ざんされ
削除されていることと思います。
被災地から代表として
甲子園という高校球児たちの聖地において
勝利に向かって
必死に
ひたすらに
ボールを追いかけるその姿に
その健気さに
多くの人が感動し
元気づけられた
その選手たちの手によって
記された
ブログの内容が波紋を呼び
厳しく処分が下されています。
この情報が、暴露というカタチで一気に拡散したのは
やっかみだったのか
興味本位だったのか理由は定かではありませんが
「検索すること」が大好きで、そこで得た情報にスクープ性やスキャンダルな一面があったりすると
「いま」(それこそ「青春なう」みたいなもの)というリアルな情報が
良くも悪くも
ほんの一瞬で拡散してしまいます。
ぼくのところにその情報が飛び込んできたタイミングでは
今回の関係者のブログやら何やらは削除される前だったので
発端となった文章や当事者の名前
悲劇のヒロインからチームメートによって救われたかのように扱われていた同チームの女子マネージャーさんのプリクラの写真データなどが
すべて閲覧できました。
ぼくも甲子園を目指す高校球児でした。
やんちゃでなかったといえば、それこそウソになりますし
田舎といえども私立高校でしたから俗に言う外人部隊(他県の出身者)もいましたので
そのことに言及するつもりは毛頭ありません。
関係する周辺にいるすべての人たちが
これからしばらくの間
痛くもない腹をさぐられなくてはなりません。
さっそく謝罪会見が行われた上に、当事者は学校のルールにより停学処分。
お祝い行事はすべてキャンセルになっています。
高校生は
育ってきた環境によって個体差があるにしても
言うまでもなく未成熟で未成年のお子ちゃまです。
それこそネットの普及で
ひたすら頭でっかちで
丸裸なひよこです。
大人として扱ってほしいというわがままを
よしよしと言って、ものわかりの良いフリをして甘やかしている
大人たちは
今回のことで目を覚まさなければならないでしょう。
管理するのではなく
教育するということです。
芸能人がプライベートな部分を小出しにして
おもしろおかしく聴衆の興味を引いて
自己演出をしてセルフブランディングをしていることを
それが実はルールにのっとった
検閲や編集を経てアップされたことを知らなくて
単純に影響されてしまっている
お子ちゃまたちに
ルールやブレーキの掛け方を教えてあげなければならないということなのです。
もちろんブログに書かなきゃバレなかったのにとか
誰にも気が付かれなきゃ何をやってもイイみたいな方向にねじ曲がることは問題外です。
ぼくの娘もネット上で情報を発信しています。
知人の記事でイヤな思いをしてみたり、心無いコメントで胸を痛めたりしていることもあります。
彼女の発信している情報を毎日すべてチェックなどしていませんが
ぼくが2004年から書き始めているブログは彼女にも読ませています。
彼女なりに感想や評論をするということを繰り返してきました。
コメントへの対応についても教えています。
なので最低限のルールや気遣いは心得ています。
困ったときや迷った時には
普通に相談してきます。
何度も同じことを言いますが
子どもがぐずったり不平不満をあらわにすることを耐えられない大人が
イイ人ぶって
手抜きをしてはならないのです。
その前に
現状把握からはじめなければならないかもしれません。
ちょっと恐ろしい現実に直面するかもしれません。
ネット上での人格が
あなたの知らない
知る由もない
本性なのかもしれませんから。
もっと言えば
SOSかも知れません。
いや
そのもうひとつ前に
自分自身が
明確でスタンダードと呼べるマニュアルの存在しない
情報のリテラシーについて
インターネットという環境において
情報を発信する側の最低限のルールを理解しているのか
省みるところからの
スタートかもしれないですね。
こどもを守るのは
大人の責任です。
高校野球が
そのコンテンツの持っている
素晴らしさが
陳腐化していくようなことは
当事者が
どのような理由があろうとしてはいけないという
あたりまえは
誰にも侵されることのない
聖域だとの
共通認識は
これからも変わることがないことを信じています。
白球は
土が付けばその色を変えます。
でも
それ自体が
ボールで無くなることは絶対にありません。
そして
ルールのない
野球は
成り立たないのです。
勘違いしても
勘違いさせてもいけないのです。
高校生くらいお年頃では特に
アップしたい情報は
大人ぶった
年相応ではないことに
そのあやしさみたいなところに
自慢したい欲求がウヨウヨしています。
ウヨウヨです。
This is HASHIMOTO☆QUALITY