今回の出張は、基本的な費用をいわゆる国費(ぼくを含めた国民のみなさまの税金)を使わせていただいているので、珍道中のようなスタイルと頻度で更新していけない歯がゆさのような部分があります。
もちろん、自主規制という範囲でのことなのですが、モラルというか当然のことだと思いますし、分別のある大人なら、それくらいの気遣いが出来なくてはなりません。
しかし、リアルタイムでロシアの方々とのコミュニケーションの様子をお伝えすることが、大げさなイベント企画や大義名分の予算よりも百万倍、二国間の距離感を詰めることのなることは、現地にまさにいま生きている人間が言うのですから説得力が出るのではないかと思います。
ロシアのみなさんとのさまざまな交流については、帰国後の報告会が終了した頃に少しずつでもポジティブなカタチで共有していけたらなと思っています。
ハバロフスクからウラジオストクまでの移動は、冬(降雪などの天候の悪化)というリスクヘッジを考慮に入れてくれたコーディネーターさんが、列車での移動を用意してくれました。
そうです、あのシベリア鉄道です。
*ハバロフスクの駅です。*駅前広場です。雪と照明が何とも言えずノスタルジーな感じがします。
*時刻表です。
*どこまで続いているのかわからない、これがシベリア鉄道そのものです。
ぼくらくらいの年代の方々は、シベリア鉄道と聞くとあの大滝詠一さんの珠玉の名曲
「さらばシベリア鉄道」が、すでにアタマの中で、流れはじめているのではないでしょうか。
作詞は松本隆さん、作曲が大滝詠一さん
「哀しみの裏側に 何があるの?
涙さえも凍りつく 白い氷原
誰でも心に冬を
かくしてると言うけど
あなた以上 冷ややかな人はいない」(一部抜粋引用)
最近の若い方々は、「世界の車窓より」のあのBGMがイメージされるかもしれませんね。
11時間の夜行寝台列車。
心地よい振動が深い眠りへいざなってくれました。
ウラジオストクの駅に無事到着です。
この街での新しい出会いにワクワク・どきどきしています。
持ちうる知識や情報をできるかぎり伝えることをします。