海外でセミナーをやる中で
楽しいもののひとつが
質疑応答の時間である。
セミナーの理解度を確認できるということは言うまでも無く
日本の現状を様々な方向から、あらゆる切り口から必死に聞き出そうとしてくるその姿勢は、非常に誠実でありながらも興味津々であって
もちろんこちらも正確な情報として伝えなければならないので
イイ意味で、和気藹々なのだけれど、真剣勝負となる。
どうしたら伝わりやすくなるかというと
まずは、体験・経験したことであるかどうかということ
次に、わかりやすいようにうまく例えられるかどうかということ
そして、それに数字的(統計的なものだったらパーセントだったり、設定期間だったり、コストや予算だったら具体的な金額だったり)な裏付けがあるということ
慣れてしまえば、自然として情報としてキャッチできるようになるし、説得力が出て、手ごたえを感じたりするとアンテナがそちら方向に向かって伸びていくので
そんなに難しいことではなくなる。
もちろん準備も大切だし、日本の自慢に行っているわけではないので、現地の事情もふまえることは最低限のマナーのようなもの。
今回もこんな質問をされた。
「日本は、円高で輸出産業が厳しいと思いますが、これは、続くと思いますか。」
なかなかおもしろい質問です。
エキセントリックにさらっと答えます。
「スターズ・アンド・ストライプスの国ありますよね。
その国の大統領の中間選挙が、今年の11月にありますから、それまでは、日本政府や日本銀行がどれだけ介入しても改善は無いでしょうね。その訳は、わかりますよね。」
ドッと笑いが起きたが
なるほどさすがエキセントリックソリューションズですねって言いながら
受講者のみなさんは、納得した顔をしていた。
いまテレビやインターネットや話している相手からたれ流れされている情報を
どうやって
何に結び付けて
どうやって裏付けをして
いかに伝えきることが出来るのか。
この試行錯誤が
コンサルタントと名乗っている人の
醍醐味だろう。
そこにピリッと隠し味のように効いてくるのが
パーソナリティ
人間性であるといえる。
オリジナリティって、そのあたりに秘密があるのです。