新宿で妻と娘と待ち合わせをして食事をしました。
いわゆるところの「アイスクリームとかは別腹」理論を振りかざされて
食後のデザートを食べたいと
コールドストーンクリーマリージャパンさんが展開するhttp://www.coldstonecreamery.co.jp/
ルミネエスト新宿店さんに行くはこびとなりました。
自分もアイスクリームは大好きなので、内心、密かにこの流れにガッツポーズです(笑)
ちなみにコールドストーンクリーマーさんのお店に行くのは初めてではありません。
立派な(?)リピーターです。
すでにご存知の方もたくさんいらっしゃると思いますが
お店の名前が表すとおり
-9℃に冷やしたコールドストーン(石板)の上でアイスクリームとミックスインとやらをクルー(店員さん)がミックスしてくれます。
しかもハッピーな雰囲気の歌をクルー全員が大きな声で楽しそうに歌いながらミックスのプロセスをみごとにエンタテインメントしています。
妻は少し離れたソファーに座り待つこととして、娘と行列に並びます。
「ここからだとどれくらい待ちますか?」
行列対応の女性はとってもにこやかに
「はい、30分はお待ちいただかないと思います。」
う~ん、うまい言い方したなと思いながら、渡されたメニューとにらめっこです。
少し行列が進んだところで
先ほどの女性が注文を聞きに来ました。
オーダーは、娘の役割です。
「え~と、チョコレートデヴォーションをLike itでカップで、それからココナッツクリームパイをLike itでカップで。」手馴れたものです。
「お2つでよろしいですね。」
「いえ、もうひとつで・・・」
「あ、ごめんなさい。二名様かと思っていました。もちろん二名様で3つ注文されてもいいんですよ。すみませんでした。」
などとやりとりしながら、とりあえず注文は伝えた。
そこでその女性が言った。
「お支払いは、別々でよろしいでしょうか。」
「???」
娘と顔を見合わせて
めずらしく、数秒間、声が出なかった。
ハッと気を取り直して
「いっしょでお願いします。」
でもやっぱりヘンな空気なんで、ちょっぴりおどけて聞いてみました。
「もしかして、ぼくたち親子に見えなかったですか?」
今度は、目の前の女性が数秒間、目を見開いたまま、声を出さなかった。
「え~、お嬢さんオトナびて見えるので。」
「え、それってぼくが若く見えるって事じゃないんだ。」
「いえいえ、ごめんなさ~い。それもありますよ、それも。」
そんなことで遊びながら女性は後ろの行列に注文をとりに行った。
ところが、なんともいえない違和感が心の中で広がっていく
その違和感が、薄暗い沼の底から、その実態を現わした。
それは
自分と娘のカップルがさっきの店員の女性にはどんな間柄に見えたのかという疑問。
娘も敏感なので
「ねえねえ、お父さん、親子に見えなかったってことは、何に見えたんだろうね?」
「そうだよなぁ、もしかして援助交際とかに見えたのかなぁ、それってやだなぁ。」
娘は笑いながら
「こっちだって遠慮するよ。」と言った。
「違う、違う、お前とそういう風に見られたのがイヤなんじゃなくって、第一印象で、そういうことする人間に見られちゃったお父さんのイメージってことさ。」
「あはははっはは~。」
そんなやりとりを知ってか、知らずか
目の前では、あのハッピーな雰囲気のエンタテインメントが繰り広げられていましたとさ。
ちなみに、我が娘は小学校6年生です。