エキセントリックな通勤電車内 | エキセントリックソリューションズ(株)          代表取締役社長のブログ

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多少の雨であっても

最寄りの駅まで颯爽と自転車(マウンテンバイクタイプ)で行っている

エキセントリックソリューションズ代表取締役です。

 

「人となり」という言葉があります。

 

 

生来の性質とか人柄のことを表すときに使います。

 

 

 

 

 

昨日の帰りの通勤電車内での気づきを書きます。

 

 

 

 

時計の針は午前12時を飛び越して日付がかわった地下鉄の車内。

 

何かの要因で、時刻表よりも8分遅れで運行しているので

最終電車のように混雑しています。

 

 

満員電車は、昔から苦手です。(好きな人はあまりいませんよね。)

 

満員電車を避けるために以前(10年くらい前のほぼ毎日)は

9時出社のオフィスに7時前に到着するくらいの時間で移動していました。

 

 

当時も営業関係のプレイングマネージャーをしていました。

 

日中は外出していることが多く

この朝の時間は書類に目を通したり、報告事項の確認をしたりで

電話の鳴らない貴重な時間であって

ただただ満員電車を避けるだけではなくて

一挙両得!

一粒で二度おいしい!(グリコさん引用させてもらいました。)状況だったのです。

 

 

 

 

話しを戻します。

 

 

 

 

自分が」乗り込んだその地下鉄は

 

アルコールの臭い満載のぎゅうぎゅう詰め状態。

 

 

ちなみに4~5月の電車は気をつけましょう。特に気づかいし合いましょう。

 

なぜかというと、新しい生活をはじめた人たちがたくさんいるからです。

はじめて通勤ラッシュを体験する人たちがたくさんいるのです。

 

 

自分の(他人にとっての)当たり前ができない人たちがたくさん新しい環境でいっしょうけんめい

 

動き出しているのです。

 

 

 

 

「そんなこと言ってたら、モラルもルールもあったもんじゃない。」

 

 

 

 

 

 

たしかに正論です。そしてそれは評論です。

 

 

 

 

でも、そんなこと言っている人にかぎって(もちろん全員じゃないです)

 

通勤電車に慣れてない人の背中をグイグイ押したり

(スーツの着こなしでわかりますよね。なんてったてフレッシュですから。)

「降ります。」の声も発することなく、

よけるのが当たり前のごとくブルドーザーのように

力任せに降りていったり。

 

 

 

 

その人の「人となり」が垣間見える瞬間です。

 

 

 

 

 

 

また話しがそれました。

 

 

 

 

 

 

え~と

 

 

そうそう、その帰りの満員電車で

 

 

自分の背中合わせになりながら斜め後ろに立っている40代後半から50代前半の男性が

 

同僚の若い女性に大きい声で話しをしています。

 

 

聞き耳を立てていたわけではありませんが

 

どんよりとしたこの時間の満員電車です。他にしゃべっている人はあまりいません。

どうやらお二人とも一杯やってきてテンションが高いようです。

 

 

年配の男性が

 

「会社とはこんなものだ。」

「社会とはなんだらかんだら。」とほとんど演説状態です。

 

 

「うちの会社はこうあるべきだ。」大先輩社員としてはイイ気分になって

 

言いたくなったのでしょう。気持ちはわからないでもないです。

 

 

若い女性は

 

「そうですね~。そういうものなのですね~。」と聞き入っています。

 

 

ただの酔っぱらい同士の会話ですからそんなに気にもならなかったのですが

 

立派なことのたまわる方だなという印象でした。

 

 

 

 

次の駅に電車が滑り込みました。

 

 

 

 

電車の奥にいた人が降りる意思表示をしています。

 

 

 

「すみません。降ります。」

 

 

 

話しに夢中なのか

 

ほろ酔い気分で聞こえないのか

 

 

その年配の男性は全く動こうとしません。

 

 

 

 

 

「すみません。」

 

 

 

 

まだ動きません。

 

 

 

 

 

「降りる人がいるので、すこし動いてもらえませんか。」

 

 

自分は口を開きました。

おだやかに。

 

 

その男性は「何でオレが動かなきゃいけないんだよ。」

 

というビームをふりまきながら

イヤイヤ体勢を少しだけひねりました。

 

 

 

 

 

 

「立派なことを説教したのにもったいないな。」と純粋に思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「人となり」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう一度自分自身も含めて考えてみようと思いました。