次にタマキの見舞いに行ったのはあまりにもタマキを支持している人がいなかったからである。私Aは現場の係長アキオと直属の上司の係長タカオに声をかけて、千円ずつ集金してタマキのためデパートで三千円のお菓子を買って熨斗に三名の名を載せタマキを支持している人たちがいるという体を取り繕い平穏にお見舞いは終わった。⑧のコウジンがタンを吐いたときである。タマキはoh!chin chin を強く強く信じているので真実を知ったらショックを受けるだろうと思ったのでタンのことは言うまいと思った。
やがて月は満ち、タマキは女の子を出産した。これから長い育休に入る。母子共に健康で私Aは女性の働き方(産休、育休、早出への参加)についてようやく相談できると思った。タマキに話したいことがある、と電話してまた○カイ市に行った。一人では心細く高校からの友人エイコを連れて行った。これは後からタマキが裏切るので結果としてタマキのいいようにされないためには英断だった。